OracleではREDOログファイルに記録する「LOGGING」か、記録しない「NOLOGGING」を指定することができ、NOLOGGINGを指定することで表や索引作成などの処理効率を上げることができます。
NOLOGGINGモードを指定すると、最小限のREDO情報しか作成されないため、次の利点があります。
・REDOログファイルの領域を節約できる。
・表や索引などの作成時間を削減できる。
NOLOGGINGモードでもUPDATE・DELETE・通常のINSERTに関してはREDOに記録されるため、NOLOGGINGモードでもDBMotoの差分レプリケーションには支障はありません。
しかしNOLOGGINGモードの場合、下記はREDOに記録されません。
・SQL*Loaderのダイレクトパス・ロード
・ダイレクトロード・インサート
・パラレルDML
これらの処理が発生しうる場合には、DBMotoで差分レプリケーションを行うために、NOLOGGINGモードに加え強制ロギングを設定するか、もしくはLOGGINGモードで運用する必要があります。
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