【質問】
DBMotoが使うスレッド数の算出方法(例:レプリケーション設定と同様)が
ありましたら教えてください。
【回答】
DBMotoが使うスレッド数の算出方法に関しては、
一つのレプリケーション実行は一つのスレッドになっております。
DBMotoが使うスレッド数のオーバーフローを回避することに加え、
レプリケーション処理を最適化するために、DBMotoは下記の方法を
提供しております。
● DBサーバーへの同時接続の最大数の制限
Enterprise Managerで該当するDBサーバーを右クリックし、
「Connection Properties」を選択します。
「Dynamic Properties」の「Max Number of Concurrent
Connection」フィールドに適切な値を指定することが出来ます。
※設定に関しては、下記の「connection_properties.jpg」を
ご参照ください。
● Data Replicatorのスレッド設定
同時スレッドの最大数、スレッドの解除(メモリー使用量の解除)、
スレッドのタスク処理の時間を設定することができます。
メニューの「Tools > Options> Data Replicator」に行って、
スレッドに関しての設定を行なうことが出来ます。
※設定に関しては、下記の「thread_settings.jpg」をご参照ください。
● 複数レプリケーションのグループ化
複数レプリケーションをグループすると、
DBサーバーの接続とトランザクションログのアクセスが最適化されます。
Enterprise Managerの左側ツリービューで項目名「Groups」を右クリックし、
「Add New Group」を選択すると、「Replication Group Wizard」で
新しいグループを作成します。
新規作成されたグループの「Group Properties」で
該当するレプリケーションをグループに追加することができます。
注意点:
(1)レプリケーションを一つのグループにすると、
レプリケーションの実行スケジュールとレプリケーション設定は
同じになります。
(2)DB接続とレプリケーション処理を最適化するために、
グループに含むレプリケーションのソースとターゲットDBを
同じように設定する必要はあります。
上記方法に関しては、DBMoto User’s Guide /Helpの
下記トピックスをご参照ください。
●Managing Multiple Concurrent Replications
●Connection Properties Dialog
●Options – Data Replicator Tab
●Creating a Replication Group
●Managing Performance Using Thread Settings
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