Ritmo for iSeries (Ritmo/i)について



.NETアプリケーションからのDB2データの読み取り、書き込みおよび変更
Ritmo/iは、100%管理された.NETデータ・プロバイダで、SQLを使用してDB2上のデータにアクセスします。Ritmo/iは、ADO.NETを経由するか、またはメソッドおよびプロパティを使用して直接SQLコマンドを受け取ります。プロバイダは、IBM iサーバと通信して、最大のパフォーマンスでデータの読み取り、書き込みおよび変更を実行します。Ritmo/iは、ネイティブのIBM Optimized Database Serverを使用してDB2と通信するため、IBM iサーバ上に追加ソフトウェアをインストールする必要はありません。

.NET開発者およびユーザをサポートするための包括的な機能
最大のパフォーマンスを実現するために、Ritmo/iは、SQL機能(ストアード・プロシージャ、複数結果セット、大量挿入、接続プーリングなど)をサポートします。マルチスレッドのサポートにより、アプリケーションの拡張性が確保されます。Ritmo/iは、TCP/IP接続を使用して通信します。

DB2 for iのデータ型と.NET環境のデータ型間のマッピング、および.NET環境内でのプロバイダの使用については、詳細なマニュアルが用意されています。内蔵のRitmoツールボックスを使用すると、データ・ソースおよび診断用ツールを簡単に作成および保守することができます。トレースおよびデバッグ機能は、問題を特定し、パフォーマンスを最適化するのに役立ちます。Ritmo/iは、Windowsサーバまたはクライアント・プラットフォームごとにライセンス供与されます。

Ritmo/i 開発者版
強力な設計ツール、コード・ウィザードおよびコマンド・エディタで構成される開発者版を利用することもできます。さらに、開発者版は、ソース・コード例およびMicrosoft SQL Server Reporting Servicesとの統合で構成されるC#ツールキットを提供します。ユーザは、Reporting Services環境からDB2に接続するためのデータ・ソースとしてRitmoを選択して、レポートを作成することができます。また、開発者版では、ユーザは、Microsoft .NET Visual Studioから、接続、SQLコマンドおよびData Adapterを対話形式で作成および管理することができます。

開発者および実行時版
Ritmo/iは、.NET環境をベースとし、IBM iサーバ上で稼動するDB2データベースに高速かつ直接アクセスしなければならない製品またはプロジェクトの開発者に特に有用です。Ritmo/i開発者版は、DB2に効果的にアクセスするのを支援するために、.NETアプリケーションを開発するプログラマ向けに設計されています。Ritmo/i実行時版は、軽量で高性能のミドルウェアを使用してDB2データをリアルタイムにアクセスする必要がある.NETアプリケーションのエンドユーザに適しています。従来のクライアント/サーバ・アプリケーション、ERPアプリケーション、Webアプリケーション、eビジネス・アプリケーション、ビジネス・インテリジェンス・ツール、データ・ウェアハウジング、データ・マイニングおよびクエリ/レポート・ツールは、すべてRitmo/iを使用してIBM iサーバにアクセスすることができます。

関連したトピックス