1月早々に開発元のQuadbaseが「EspressChart」,「EspressReport」,「EspressReport Enterprise Server(ES)」の最新版を発表しました。
「EspressChart」,「EspressReport」はver5.3、「EspressReport ES」はVer4.6になります。クライムではすでに日本語化、日本語マニュアルの準備をスタートしています。詳細なスケジュールは決まり次第ご連絡します。
主な追加機能:
■「EspressReport ES」
アドホック・レポーティング用にセキュリティ・パラメータ経由でロール・ベースのセキュリティを完全にサポートします。ユーザが特定のアドホック・クエリを行おうとした時、ユーザのセキュリティとロールをベースにして結果をフィルターすることが出来ます。
またレポートがセキュアな状態でオンライン稼動しているとき、指定したフィールド/コラムでのデータは修正することが出来ます。
例えば社会保険番号のような機密データがデータベース上で暗号化されて保存されていた時に、社会保険番号のコラム用に解読機能を設定することが出来ます。
オンライン・レポートが稼動しているときに、レポートを稼動させているユーザが解読キーを見ることが出来ないような方法で社会保険番号をレポートに表示することが出来ます。
また、アドホック・レポート作成に関する使い易さの改善がなされています。
https://www.climb.co.jp/soft/espressreportes/
■「EspressReport」
レポート・ツールではもっとも強力なドリルダウン機能を提供します。
Report Designerはドリルダウン・ツリーを実質的に単一に統合したドリルダウン構成で,レポートを他のレポートに対してドリルダウン構成とともに追加することが出来ます。
レポート内のチャートはチャートの位置に基づいてサマリー・ブレーク、クロスタブ、マスター&詳細レポート内のアグリゲーション(集合)値に対応して表示することが出来ます。
例えばすべてのグループ・レベルでのアグリゲーション・データをテーブル・ヘッダーにチャートで表示できる一方、自身のレベルでのアグリゲーション・データを一番最後のヘッダー/フッターで表示することも出来ます。
https://www.climb.co.jp/soft/espressreport/
■「EspressChart」
チャートのパターンかテクスチャのサポートが加わりました。これは視力に障害のあるユーザによって使われることができる製品の必要条件に適合します。
凡例において、パーセンテージに追加してパイ(分割)値も可能になりました。
パラメータ値は実行時にチャート・ラベルに表示することが出来ます。
https://www.climb.co.jp/soft/espresschart/
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