EspressReportは100%Javaで構成されたチャート・レポート作成ツールです。
多くの種類のデータソースをサポートしており、簡単にチャートやレポート、帳票を作成することができます。
上記の図はEspressReportを使用した一例となります。データソースより収集したデータをレポートや帳票として作成、PDF化してWebページやEメール配信、印刷を実行している例となります。
EspressReportを利用することで、簡単に多種のデータソースからデータを収集、レポートや帳票を作成し、PDF化しメールで配信、印刷するシステム、EspressReport PDF Serverをローコストで構築することができます。
EspressReportを使用したWebシステムの構築については、こちらの記事をご確認ください。
レポートや帳票データをPDF化する以外にもExcelやDHTMLなどの拡張子に変換することも可能ですが、PDF化する際にいくつかの便利な機能や配信時の機能をご紹介します。
EspressReportで使用できるPDFオプション機能:
Contents
1. セキュリティ
2. 目次のサポート
3. ハイパーリンクサポート
4.ブックマークサポート
5. スケジューリング設定
6. 印刷機能
1. セキュリティ:
レポートや帳票をPDF化する際に、ファイルに対して暗号化を実施することができます。
エクスポートダイアログでEncrypt PDF Exportボックスをオンにすると、生成されたドキュメントのユーザーパスワードと所有者パスワードを指定できる2つの新しいオプションが表示されます。
2. 目次のサポート:
EspressReportには、レポートの目次を生成する機能があります。
目次には、定義されたグループをレポートに表示するか、
ユーザ定義のブックマークのリストを表示できます。
目次は、レポートビューア、Page Viewer、DHTML、およびPDFエクスポートに表示されます。
3. ハイパーリンクサポート:
作成されたPDFにハイパーリンクを設定することができます。
HYPERLINK=[URL,”Hint”,”Target”];構文にて設定可能です。
引数のURLは、リンクが指し示す場所です。
Hintはマウスポインタの上で表示されるヒントを指定できます。
Targetはリンクを飛ばす位置を指定します。
4. ブックマークサポート:
ブックマーク機能では、レポート内で名前付きの場所を指定できます。
この機能を使用することで、PDFファイル内でクリック時にファイル内の指定箇所へ移動できます。
BOOKMARK=Name構文を使用することでブックマークを指定することができます。
5. スケジューリング設定:
定期的に作成したPDFを配信することが可能です。
最初にスケジュールされたイベントの表示名を指定するよう求められます。2番目のセクションでは、スケジュールに使用するテンプレートを指定できます.3番目のセクションでは、レポートのエクスポート形式を指定できます。使用可能なフォーマットには、DHTML、PDF、CSV、Excel(XLS)、Excel (XLSX)、テキスト、リッチテキスト、またはXMLがあります。Options…ボタンを使用すると、エクスポートされたファイルのフォーマット固有のオプションを設定できます。DHTMLでは、単一または複数ページの書き出しを設定できます。また、使用するCSSオプションを指定することもできます。PDFの場合は暗号化を設定でき、テキストの場合は区切り文字を指定できます。
●スケジュールは細かく設定可能
Schedulerについて
スケジュールの設定が完了すると、レポートを電子メールでユーザに配信するための2つのタブ付きダイアログが表示されます。
スケジュールされたレポートを電子メールで送信するには、3つの方法があります。生成されたレポートを電子メールの添付ファイルとして送信したり、生成されたレポートへのリンクを送信したり、レポートを電子メールで送信することができます(このオプションはDHTMLエクスポートでのみ使用できます)。
6. 印刷機能:
APIを使用してネットワークに接続されたプリンタに出力することができます。
またAPIを使用してユーザのクライアントPCに接続されているプリンターに出力することも可能です。
もちろん印刷の向きを縦、横を指定することも可能であり、
印刷時に紙のサイズをA3、A4、A5、A6、B4、B5、B6、はがき、封筒など指定できます。
EspressReport PDF Server:主な機能(追記編:Part2)はこちら
その他、EspressReportでできることについての詳細は、こちらの記事をご確認ください。
また、EspressReportは無料評価版も用意しています。
こちらよりお問い合わせください。
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