全銀EDIシステム(ZEDI)では、支払通知番号や請求書番号など振込に関するさまざまな情報を企業間で送信することが出来るシステムです。この送信形式は従来までは固定長形式でしたが、ZEDIではXML形式での通信に対応しました。
XML形式では、請求書番号等の商取引に関する情報(商流情報)を添付することが可能です。そのため、受取企業側での売掛金の消込作業が効率化され、事務負担の軽減が期待されます。
また、S-ZEDIと呼ばれる機能を使用することで、WEBブラウザから簡単に上記のような金融EDI情報をXML形式で出力することが出来ます。このXML形式のファイルをお取引先の金融機関等にあるZEDI対応のインターネットバンキングに読み込ませることが可能です。さらに、更新頂いたデータは帳票作成ツールを使用することで、柔軟な取引情報書類を作成することが出来ます。今回はEspressReportという製品を使用し、3ステップで取引情報のレポートを作成する例を紹介します。
ステップ1: XMLデータの読み込み
以下のデータを読み込ませます。dtdやxsdは外部のフリーツール等で作成することも可能です。
- XMLデータ
- XMLデータの設定ファイル(dtd または xsd)
ステップ2: レポートの作成
テンプレートから簡単にレポートを生成します。その後、必要に合わせレポートの情報を編集します。
ステップ3: レポートの出力
作成したレポートをプレビューで確認し、問題なければpdfやDHTML等で出力します。また、レポートをメール配信することも可能です。詳細はこちらの記事をご覧ください。
EspressReportを使うと簡単に、このようなレポートを作成することが出来ます。また、別のデータと組み合わせてレポートも作成することが出来るので、ぜひご活用ください。※S-ZEDIの仕様情報やサンプルデータや等はこちらのサイトをご参照ください。
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