EspressReport ES は組織内での共同したレポート開発、管理を行うために中央サーバサイドの蓄積を可能とした内部統制型のレポーティング・システムです。レポート開発者と管理者はOrganizerインターフェイスでクエリ、レポート、チャートを作成、編集、保護することができます。
Organizerはクライアントのアプリケーションとして起動させることも、Webブラウザ経由でサーバから直接起動させることもできます。そしてレポートとチャート開発のプラットフォーム同様に中央のレポート蓄積庫として使用できます。レポート開発者はOrganizerからReport DesignerとChart Designerを起動させることができます。
Organizerで起動させたReport Designerはグラフィック・ユーザ・インターフェイスで、レポートの作成、カスタマイズを可能とします。シンプルなドロップ・ドラッグのスタイル・インターフェイスと拡張型の編集・フォーマット機能でレポート・デザインを素早く、簡単に行えます。
Chart Designerはチャートをスタンドアローンかレポートに組み込んだ形でのチャートデザイン、カスタマイズをユーザに提供します。データ・ファイルやデータベース・クエリからのデータをベースに幅広いチャートを生成することができます。ポイント・アンド・クリックのインターフェイスで高柔軟性を持って、チャート作成が可能です。
さらにOrganizer内で、管理者はレポート開発者のためにデータソースとデータベース接続の設定をすることができます。またOrganizerを使用してプリビレッジ、セキュリティ管理が可能で、フォルダ、レポート、データのセキュリティが可能です。
多くの公開オプション:
ERESのレポートとチャートは各種の方法でWeb環境に素早く公開することができます。
「Menu Pages」と呼ぶカスタマイズHTMLインターフェースでユーザは幅広いフォーマットでのレポート起動が可能です。さらにユーザはスケジュールされたジョブにより生成されたレポートや、アーカイブ/バージョン化されたレポートをビューすることもできます。中央に蓄積されたレポートは自動的にポータルに公開され、セキュリティの割り当ても実施されます。
さらに蓄積されたレポートはHTTP URLコールで起動させることもできます。ユーザは直接レポートをリクエストしたり、要望する出力フォーマットを指定したり、することができ、そしてレポートは直接、クライアントに戻すことができます。
それ以外の高度な公開とインテグレーション方法として、EspressReport ESはユーザに対してWebアプリケーションでのレポートのインテグレーションを可能にするためのJavaAPIを提供します。シンプルなコードを使用することにより、ユーザは自身のアプリケーションの1部として簡単にカスタムなポータルやプレゼンテーションの作成が可能となります。
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