EspressシリーズのVer6.3をリリースしました。【Javaチャート・グラフ作成ツールEspressChart】

EspressシリーズのVer6.3の各新機能について

EspressChart Ver6.3の主な新機能:

Excelデータソース: 

データの抽出元となるデータソースの指定として、これまでデータベースやcsvデータを選択できまましたが、今回新たにExcelのデータを直接選択できるようになりました。ユーザはExcelのデータのみの準備で、他は特に必要ありません。サポートされるExcelのバージョンは20072010です。

○チャートデザイナの使いやすさを強化: 

ユーザフレンドリなチャートデザイナ(チャート作成開発ツール)がより使いやすくなりました。

・チャート色の指定がより簡単になりました。

3Dチャート作成の際に自動でスケールを調整し、より外観の作成がし易くなりました。

・これまで右クリックが必要だった機能が、デザイナのパネルから使用可能になりました。

PAC形式のサポート:

これまでEspressReportでのみ提供されていたPAC形式をEspressChartでも対応しました。例えば、ドリルダウンを使用したチャートの場合、これまでベースのチャートとドリルダウンのチャートはそれぞれ別ファイルとして管理する必要がありましたが、PAK形式で保存することで1つのファイルにまとまります。

EspressReport Ver6.3の主な新機能:

○既存チャートのインポートが可能:

レポートデザイナ(レポート作成開発ツール)を使用して、レポート+チャートを作成する場合、これまでチャートの取り込みはその場でチャートを新規作成する必要がありましたが、本バージョンでは予め作成されたチャートを取り込むことが可能になりました。

30種類のバーコード規格をサポート:

新たに対応したCode128などのバーコード規格を含め、全部で30種類のバーコードをサポートします。

 

Code 39 with checksum, Code 39 without checksum, Interleave 2 of 5, Code 2 of 7 (Codabar), Codabar, EAN 128, UPCA, Standard 2 of 5 with check digit, Standard 2 of 5 without check digit, Bookland, EAN 13, EAN 8, PDF 417, Code 128, Code 128A, Code 128B, Code 128C, USD 3 with checksum, USD 3 without checksum, Code 3 of 9 with checksum, Code 3 of 9 without checksum, Global Trade Item Number, Monarch, NW 7, Random Weight UPCA, SCC 14 Shipping Code, Shipment Identification Number, SSCC 18, US Postal Service, USD 4

 

EspressDashboardEspressReport ES Ver6.3の主な新機能:

○アラーム機能:

アラート機能を使用し、リアルタイムでの主要なパフォーマンスデータをチェックすることができるようになりました。アラートはレポート、グラフ、マップに対して設定します。

データの条件指定やSVGマップを使用し、既存のレポート、グラフ、マップをすぐにアラートとして使用することができます。例えばアラート条件にマッチしたときに、Web上でポップアップ通知したり、モニターでデータを監視したりすることができます。また登録された担当者へ詳細な情報をメール送信することもできます。

○セキュリティ機能の強化:

ファイルの管理システムを強化し、マップ、ダッシュボード、およびクイックデザイナのファイルをユーザが誤って上書きしないようブロックするようになりました。

また、httpsインストールに対応し、SSLによるデータの安全が強化されました。

 

Javaから直接データソースを指定する【Javaチャート・グラフ作成ツールEspressChart】

EspressChart/EspressReportでJavaから直接データソースを指定する方法です。
例えば、チャートファイルやレポートで予め設定されているデータソースを変更する際にも使えます。

以下はEspressReportでデータソースを変更する場合の例です。

// データソースの変更
DBInfo databaseInfo = new DBInfo(new DBInfo(“jdbc:oracle:thin:@192.168.0.102:1521:ORCL”,
    “oracle.jdbc.driver.OracleDriver”,
    “scott”, “tiger”, “select * from TBL_DATA”));
report.getInputData().setDatabaseInfo(databaseInfo);

// レポートのリフレッシュ
report.refresh();

レポート+チャートをHTMLに出力する場合の注意点【Java対応レポート・帳票ツールEspressReport】

EspressReportのレポートデザイナーで、レポート+チャートを作成後、WeblogicなどのAPサーバにデプロイしてHTMLに出力する場合の注意点をまとめておきます。

●よくある失敗例から

■EspressReportのレポートデザイナーの画面

上記はレポートデザイナーでのプレビュー画面です。
これをまずは保存し、APサーバにデプロイすると・・・

■サーバデプロイ後にブラウザ表示

レポートは表示されましたがチャートが表示されていません。
Javaのコンソールに下記のエラーが出ています。
java.lang.ClassNotFoundException: RPTImageGenerator

●対処法と注意点

このようにチャートとレポートをHTMLに出力する場合は以下の点に注意が必要です。

・C:\EspressReport\ImageGenerator\RPTImageGenerator.class が必要
 APサーバのWEB-INF/classesディレクトリに配置してください。

・APサーバの指定が必要
 QbReport report = new QbReport((Applet)null, reportLocation);
report.setServletDirectory(“ER/”);
report.setDynamicExport(true, “localhost”, 8080);

■サーバデプロイ後にブラウザ表示

今度は正しく表示されました。

タグ: , , , ,

チャートテンプレート(tpl)とレポート(rpt)をまとめてPAK形式に【Java対応レポートツールEspressReport】

EspressReportのレポートデザイナーでチャートとレポートを作成して保存する際、通常はチャートテンプレート(tpl形式)とレポート(rpt形式)の2種類が作成されます。

■EspressReportでのレポートデザイナーの画面

上記のようにレポートとチャートはそれぞれ単独のファイルになります。
レポートファイル(rpt形式)からチャートファイル(tpl形式)を読み込むイメージです。
このケースでは、TomcatやWeblogicなどのサーバにデプロイする際、rptとtplの両方が必要です。

しかしPAK形式で保存することで、rptとtplをひとまとめにすることが出来ます。

■EspressReportでのレポート保存画面

レポート保存時に上記のように「Create PAK」にチェックを入れることで、rptとtplがセットになったPAK形式で保存されます。
このケースでは、TomcatやWeblogicなどのサーバにデプロイする際、PAKのみでOKで、rptとtplは不要になります。

Javaプログラムから指定する際は、rptへのパスを指定する箇所をpakに変更するだけです。

EspressDashboardのライブ・デモをアップ【Java対応ダッシュボード配信ツールEspressDashboard】

Part 1:『EspressDashboard』を使用し、チャートを生成する手­順を説明します。

ダイレクト・リンク ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=UCgHDr21heI

Part 2:『EspressDashboard』を使用し、生成されたチャートを­ダッシュボード上に展開する手順を説明します。

ダイレクト・リンク ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=FfRDcyE1ipg

タグ:

マップ・デザイン・サポート:SVGマップ編【エンタープライズ型チャート・レポートツールEspressReportES】

B. SVGマップ

Googleマップに似てSVGマップもデータ・ソースが必要です。違うのはSVGマップが座標ファイルの必要がなく、外部サード・パーティのサポートが無くても稼動できることです。SVGマップを作成するにはユーザはデータ・ソースとSVGマップ・イメージ・ファイルを選択します。

マップ・イメージは地理データを持ったデータ構成のSVGイメージ・ファイルです。SVGマップ上でエリアを認識するために使用されるエリアIDを含んでいます。使用されるデータ・ソースはマップが正しい情報で表示されるためにエリアIDと適合するデータ・フィールドを持つ必要があります。

コンセプトはGoogleマップのポイントIDマップ設定に似ています。

1.カラー・コーディング
ユーザはデータ・ソースの指定されたフィールドの指定した値範囲にカラー(色)をマップすることができます。それにより地理的なデータ値の分布の概略を簡単に表示させることができます。

カラー・コーディングとマップ・タイトルの凡例はSVGマップに追加することで完全なプレゼンテーションになります。

2.ドリルダウン
Googleマップと同様にSVGマップはドリルダウンをサポートします。ユーザにはパラメータかしたチャート/レポート/マップのリストが提供されます。Googleマップと違うのはドリルダウン・リンクの設定方法はこの方法のみです。

タグ: , , ,

マップ・デザイン・サポート:Googleマップ編【エンタープライズ型チャート・帳票ツールEspressReportES】

EspressReport ES (ERES)とEspressDashboard(EDAB)ではチャートとレポートに加えてGoogle マップとSVGマップの2タイプのマップをサポートします。Googleマップは高品質の衛星画像を使用し、広いズーム範囲が可能で、世界規模の表示が可能です。レポート内に地理的な情報が必要なレポートはマップを使用することができます。一方、SVGマップは広いズーム範囲はありません。基本的には地理的または空間的ベースでのデータ比較を簡単に確認できるようにデザインされています。SVGマップの領域はそれぞれの分野のデータ値の範囲差を示すためにカラー・コード化が可能です。

A. Googleマップ
一度、ERES/EDABにライセンス・キーをインストールすることによりGoogleマップの表示が可能になります。マップ上の指定したデータ・ポイントを表示するには経度と緯度の座標が必要です。ERES/EDAB Googleマップでは座標ファイルによりこの情報は手供されます。

1. 座標ファイル
座標ファイルを作成するためには最初にデータ・ファイルを選択する必要があります。座標ファイルは3つの手法の1つで作成することができます。(1)データ・ソースから、(2)ジオコーディング、または(3)マニュアル。座標ファイルは経度と緯度の各ペアーの位置IDからのレコードで構成されています。ポイントIDは単一フィールド、または複数フィールドです。
例:”Chicago”, “IL”, “-87.624333”, “41.879535”, (都市、州、経度、緯度)

2.Googleマップの作成
Googleマップの作成はチャート/レポート作成時にデータ・ソースを選択します。データはポイントIDに適応したフィールドを持つ必要があります。ユーザは位置マッピングを設定します。例:データ・ソースのフィールドを座標ファイルのポイントIDフィールドへ。

3. Tool Tip Report/Chart

位置マッピング設定でGoogleマップはマップのデータ・ソースの各レコードの表示情報を確認しています。しかしマップ上で適切なレポーティング・情報を表示させるには、ユーザはtool tip (ツール・チップ) report/chartを追加する必要があります。

マップ・デザイナー(map designer)のツール・バーのツール・チップ・アイコンをクリックすることでQuickDesignerが表示されます。

マップ上でポイントIDを持った位置を示すバブル・アイコンにマウスを重ねた時に作成したレポート/チャートが表示されます。

4.ドリルダウン
ERES/EDAB Googleマップはツール・チップ・バブルから他のレポート、チャート、マップへのドリルダウンが可能です。

ツール・バーのドリルダウン・アイコンをクリックすることで、ドリルダウンを設定することができるテンプレートを表示するダイアログがポップアップされます。ドリルダウンに選択したテンプレートはマップのポイントIDと適合するパラメータを所有している必要があります。

タグ: , , ,

ETLツール不要のデータ抽出・デザインと多様なデータ形式のサポート【Javaグラフ作成ツールEspressChart】

データ管理

EspressReport/Chartはすでに組み込まれたデータソース マネジャーとクエリー ビルダーでデータのハンドリングができるユニークなシステムを提供します。EspressReport/ChartはJDBC/JNDIソース、XMLファイル、テキスト ファイルから直接データを呼び込みます。アプリケーション・オブジェクト/アレー・データはAPIまたは、Javaクラス、EJB, SOAP,SalesForce経由で抽出することができます。データソースマネジャーによりレポート作成に使われるすべてのデータソースを管理することができます。

データソースマネージャウィンドウ

データソースマネジャー ウィンドウは階層ファイルシステムのようになっていて、テキスト、XMLファイルのデータベース接続情報、クエリー、ファイル位置をストアーできます。データソース レジストリーはEspressReport/Chart外での変更を可能にして、XMLフォーマットでストアーされます。

1. 完全なSQLコントロール

EspressReport/Chartはリレーショナル データベースのクエリーができるユティリティーを持っています。クエリーはQBEスタイルのウィンドーでデザインされ、クエリーデザインに関して高い柔軟性を持っています。クエリーはセーブ、変更ができ、複数のレポートが同じクエリーから作成できます。クエリービルダーでデータベース式の作成、ユーザ自身のデータフィールドの構築が可能です。


クエリービルダーウィンドウ

2. 拡張型XMLサポート

多くのアプリケーション・モジュールはアプリケーション・コンポーネント間のデータの圧縮、転送にXMLを活用しています。このデータ・タイプをレポートするために、EspressReportはXMLデータの定義とクエリの設定をするための拡張型インターフェイスを保有しています。DTDファイルをベースにして、ユーザはXMLファイルからクエリや、サーブレット/JSPからXMLアウトプット・ストリームを生成することができます。


データビューのコンディションウィンドウ

3. Javaオブジェクト/アレー・データ

EspressReport/Chartはリレーショナル・データベースやXMLソースから直接データを引き出すだけでなく、Javaオブジェクトやアレーから、またはEJBへ接続することによりレポートに直接にデータを渡すことができます。ランタイムではデータを直接にレポートに渡すことができ、デザイン時ではオブジェクト/アレーデータはJavaクラス・ファイルから引き出すことができます。EspressReport/Chartはユーザのアプリケーション・データをEspressReport/Chartに組込むためのいくつかの違ったインターフェイスを準備しています。

タグ:

フォーミュラビルダ(Formula Builder)【Javaチャート・グラフ作成ツールEspressChart】

Espressシリーズに実装されているフォーミュラビルダを使用すると、選択したテーブルと使用中のデータベースのフォーミュラライブラリを使用してビジュアル環境で簡単にカラムを作成することができます。

フォーミュラビルダー・ウィンドウ

コンディション(条件): “Condition(条件)”または”Or”フィールドに条件を入力すると、クエリー選択のコンディション(条件)を指定することができます。”Condition(条件)”フィールドに入力された条件は、生成されるSQL内にAND項を作成します。”Or”フィールドに入力された条件は、SQL内にOR項を作成します。いずれかのフィールド内で右クリックしてポップアップメニューから’Build’を選択すると、フォーミュラビルダーが起動されます。フォーミュラビルダーでは標準的なコンディション(条件)である=、<、>、BETWEEN、LIKE、NOTなどが指定できるほか、クエリーをフィルタリングするためのフォーミュラを作成することもできます。ここでクエリーパラメータを指定することも可能です。

タグ:

アラームと自動アラート・モニター機能【Java対応ダッシュボード配信ツールEspressDashboard】

Espressシリーズにアラームと自動でのアラート・モニター機能が追加されます。アラート機能は損益、売上などで指標範囲を示すことができます。もし指標がある指定した数値に到達したときに、自動的に警告することができます。

*EspressDashboardでのアラート設定例

最初にアラーとの設定を行います。これはユーザが表示したいアラートの数値を設定します。それにより、ユーザは各オブジェクト(チャート、レポート、マップ)に対してそれぞれ独自のアラートを持つことができます。

タグ: