6. Preferred Networks(優先ネットワーク)
規模が大きな環境では管理トラフィックやバックアップ/レプリケーション・トラフィック用の別ネットワークが必要になることがあります。このような場合にこの機能は非常に便利で、Veeamプロキシーや、またはレポジトリー間でのデータ・トラフィックに使用可能な優先ネットワークを定義することができます。
これを使用するには「Network Traffic」をオープンし、「Networks…」ボタンをクリックします。(必要に応じて制限ルールを設定することができます。)ユーザはフル・サブネット・マスクかCIDRノーテーションを使用することができます。
7. ゲストOS詳細を示す「Virtual Machines」ビュー
ユーザの仮想インフラをビューイングしている時にハイパーバイザー(vSphere と Hyper-Vの両方で)毎にVMのオペレーティング・システムを確認することができます。
8. 大規模フリー・スペース を持ったディスク上のレポジトリ
設定時に自動で作成される最初のバックアップ・レポジトリはCシステム・ドライブとは対照的にほぼフリー・スペースでディスク上に設定されます。これはバックアップ・レポジトリ用のロケーション指定という煩雑なステップを削減することができます。
上図の例ではレポジトリが自動でSドライブに作成され、約70GBのフリー・スペースが確認できます。一方Cドライブは27GBしかありません。
9. Validator Tool (検証ツール)の拡張
デフォルトで下記のVeeam B&Rインストレーション・フォルダに確認することができます。
C:\Program Files\Veeam\Backup and Replication\Backup\Veeam.Backup.Validator.exe
Ver8ではスタンドアローン・バックアップファイル(例:VBM, VBK, VIB, VLB – 事前にVeeam B&Rコンソールにこれらをインポートする必要はありません。)とレポート生成の新規オプションの2つの拡張があります。
レポートは完成度が高く、HTMLまたはXMLフォーマットで生成可能です。
10. 新データベース・コンフィグレーション・ツール
Veeam Backup & Replication Ver8ではVeeam backup server と Veeam Enterprise Manager用のデータベース接続設定を編集できる粋なグラフィック・ツールを追加しました。これまでは、レジストリキーを経由して別のインスタンスまたはデータベースへソフトウェアをポイントすることで可能でした。
このツールはデフォルトでVeeam B&Rのインストレーション・フォルダに見つけることができます。
C:\Program Files\Veeam\Backup and Replication\Backup\Veeam.Backup.DBConfig.exe
出典: www.danilochiavari.com
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