Veeam Backup & Replication Ver8 Update 2: vSphere 6 サポート, Endpoint など


Veeam Backup & Replication Ver8 Update 2がリリースされました。V8 Update 2ではVMware vSphere 6 の基本的な互換性だけでなく、そのフルサポートと次の機能と拡張を含みます。

●VMware Virtual Volumes (VVols) と VMware Virtual SAN 2.0のサポート
●Storage Policy-Based Management (SPBM)ポリシー・バックアップとリストア
●Fault Tolerant (FT) VMのリストアとレプリケーション
●vSphere 6 タグへのインテグレーション
●vCenter-vCenter間 vMotionの認識
●VVolへのQuick Migration
●SATA バーチャル・ディスクのHot-Addトランス・モード

VVols、VMware Virtual SAN 2.0、SATA バーチャル・ディスクのHot-Add トランス・モードのサポートは新規Virtual Disk Development Kit (VDDK) を使用することで簡単に可能ですが、Virtual SANのサポートを継続させることが重要なことになります。Virtual SANで構築されたEVO:RAIL と EVO:RACKのような技術を効率よく利用するためにはスマートな処理/モードが必要になります。それは各ホストへの仮想Veeamプロキシーの配置です。

VMwareの次世代ストレージ技術としてのSPMB(Storage Policy-Based Management)は今後のvSphereでのVMストレージ・リクアイアメントを管理する手法です。VeeamのVMバックアップとリストアでのポリシーでフルVMリストアに連携するVMストレージ・ポリシーをリストアすることができます。これによりリカバリー時間に直接影響を与えるマニュアル処理を削減することができます。SPBMポリシーはリストアに関して重要で、それはポリシー外のVMが、リストアされたVM自身か、同じストレージを共有する他のVMのどちらかの可用性にインパクトを与えます。デフォルトではバックアップされたVMが持つ同じポリシーでリストアし、そしてもちろんユーザはリストアが合わない場合は望むポリシーを選択することができいます。

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Veeam Backup & Replication Ver8 Update 2では Fault Tolerant VMのバックアップが可能になりました。vSphere 6からAPIを使用して Fault Tolerant VMをスナップショットすることが可能になりました。この機能を使用してVeeam Backup & Replication はFault Tolerant VMを他のVM同様にバックアップとレプリケーションが可能になりました。

vSphere 6はvSphereタグのアクセスと管理する新規APIを提供します。インフラ環境がリソース最適化のために混在・組合せで利用された時にタグはバックアップ・ポリシーを設定する最適な手法です。Veeam Backup & Replication 8はすでにvSphere 5タグをサポートしてます。そしてvSphere 6のタグ・サポートによりユーザは引き続きこの柔軟なインフラ・フレームワークを使用してアドバンスなバックアップ・ポリシーを構築することができます。

最後のvSphere 6サポートの重要なポイントとしてVVolへのQuick Migrationタスクが実行可能な点です。Quick Migrationは vMotionを使用できないようなケースでのVMを移動させる選択肢的な手法です。この機能を使用することで、最新のvSphere6の機能で構築された新しいクラスタへの完全移行を可能とし、以前のクラスタからのデザイン問題を引き継ぐことはありません。

このようにVer8 Update 2はvSphere 6のすべての新機能をフル活用し、ユーザが必要レベルでの最新のVMware技術を確実に活用できます。Ver8 Update 2ではvSphere 6の現状のVDDK問題にいち早く対応済です。

Veeam Endpoint Backup FREEのサポート

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ユーザはVeeam Endpoint Backup FREEを使用してVeeamレポジトリにバックアップすることができます。Ver8 Update 2のEndpointサポートはバックアップした物理ディスク・コンテンツの各種仮想ディスク・フォーマットへのエクスポート、ファイルとアプリケーション・アイテム・リストアの実行、Endpointバックアップをオフサイトへ転送するための「Backup CopyとBackup to Tape」ジョブの使用を含みます。さらにEndpointバックアップを受け入れることができます。

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