仮想環境の事業継続/災害復旧の備えとしてZertoが選ばれる理由


Zertoを採用すべき理由となるZertoの利点を知るためには、まず比較対象となるSRM(Site Recovery Manager)がどのようなものかを知る必要があります。

SRM (Site Recovery Manager)の概要

そもそもVMware SRMはVMware環境における復旧自動化と総合的な調整をするソフトウェアです。単独でのレプリケーション機能はなく、以下2通りのレプリケーション技術との併用が必須になります。

  • SANレプリケーション - 相対するストレージアレイ間のLUNベースのレプリケーション
  • vSphereレプリケーション - 相対するハイパーバイザー間のVMベースのレプリケーション

ZertoとvSphereレプリケーションはともにハイパーバイザー内からレプリケーションを行い、LUNベースのレプリケーションのような煩雑さはありません。しかし、vSphereレプリケーションは、Zertoのように連続的なレプリケーションは行えず、ストレージ ベースのレプリケーションのようにスケジュールにもとづいて実行されることもありません。データ変更率に応じて選択された15分から24時間の間の任意のRPOインターバルでランダムに実行されます。

また、vSphereレプリケーションはパフォーマンスに影響を及ぼす点でも、Zertoとは異なります。VMの一貫したグループ化を行わず、リストアポイントにレプリカVM上のスナップショットを使用するので、復旧中に数千単位のスナップショットが併用されることになります。

 

SRMの顧客運用

2015年の時点では、世界のVMware顧客ベースのSRM使用率は3%を下回ります。なぜSRMとvSphereレプリケーションで保護されるVM環境がここまで少なく、なぜZertoが、SRMとvSphereが対応できない顧客ニーズに応え、エンタープライズ クラスでのVM保護というクラウド プロバイダーの要件を満たすのか、いくつかの理由をここに紹介します。

 

なぜZertoなのか?

Zertoは仮想化環境の事業継続/災害復旧のためのエンタープライズ クラスのシンプルなソリューションであり、SRMとvSphereレプリケーションに取って代わり、そのすべての機能を提供します。加えて、秒単位のRPO、分単位のRTO、総括的に管理され自動化されたフェイルオーバー、パフォーマンスに影響しないテストモードのフェイルオーバーなど、数々の機能を有し、レプリケーションと事業継続/災害復旧における最善・最強のソリューションです。

VPGs (Virtual Protection Groups)を用いたVMグループ処理により、レプリカVM上のスナップショットを用いずに、複数VMアプリケーションを統一的に過去の同時点に復旧させることができます。それにより、数千単位のVMの同時保護が可能となり、最大5~10件のvSphereレプリケーションと比較しても、抜群のスケーラビリティを誇ります。

Zertoクラウド サービス プロバイダーやAWSに対し、VMware、Hyper-V、DRaaSのレプリケーションをサポートするので、SRMとvSphereレプリケーションのVMware環境限定のソリューションとは異なり、優れた柔軟性を発揮します。つまり、事業継続/災害復旧の戦略的な投資として、非常に有効となります。

クロス ハイパーバイザー レプリケーションやマイグレーション、RDMサポート、スクリプティング、帯域制限、優先順位付け、プリシーディング、ディスクスワップ、REST API、マルチテナント、vCD統合など、高度な機能を提供します。

オフサイトバックアップにより、データの第3コピーを保持して、いかなるときでも確実な復旧を可能にします。データのコピーを長期間保持できる点もSRMにはない特性です。

 

SRMと比較したZertoの優位点をまとめたドキュメントは以下からダウンロード可能です。

https://www.climb.co.jp/soft/zerto/document/whitepaper.html


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