Zerto Virtual Replication (ZVR) Ver 5.0 からVMware/Hyper-V上の仮想マシンのパブリック・クラウドへのレプリケーション・サポートとしてVe4.0からサポートが追加されたAmazon Web Services (AWS)に加えて新たにMicrosoft Azureが追加されました。
アーキテクチャ:
MS AzureでのオペレーションはAWS用のZertoのアーキテクチャと同様です。ユーザのプライベート・クラウド・サイトでのZertoコンポーネントはすべて同じで、Zerto Managerと Virtual Replication Appliance (VRA) が必要です。
Azureサイトに必要な唯一のコンポーネントはZerto Cloud Appliance(ZCA)です。
ユーザのレプリケーション・データはAzure BLOBとして保存されます。ジャーナルは16MBブロックBLOBを取り、レプリカ・ディスクはシングル・ページBLOBとして保存されます。Azure BLOBの設定方法が分からない場合でも、ZertoがユーザのAzureストレージ必修条件をすべて処理します。
必修条件:
Azureでの特別な必修項目は有効なAzureアカウント、Azureへの接続、ZCAの設定が含まれます。接続オプションはVPN、または Azure ExpressRouteと D3 v2とサイズ構成されたZCA が含まれます。
Azureへのレプリケーションを行うためにはユーザのMware/HyperVサイトでのZVR 5.0の稼働が必要で、Azureにアクセスするには、Zertoアカウントチームに確認する必要があります。
制限:
現状レプリケーションはAzureへの片方向のみで、ファイルバック・オペレーションはV2Vタイプのツールが必要です。
その他注意事項:
・最大・ディスク・サイズは最大AzureページBLOBサイズと同じ1TB
・AzureがサポートするWindows と Linux OSバージョンのみをレプリケーション用にサポート
・RTOはAWSよりかなり優れている
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