VMCEはVeeam社が仮想環境のデータ保護や監視、管理を提供するVeeam®Availability Suite™V9を正しく配備、構成、管理するために必要なレベルの専門知識を持っていることを証明する認定資格です。現在、弊社エンジニア3名が取得しています。
https://www.veeam.com/vmce.html
本記事ではこのVMCEの取得の流れに関して簡単にご紹介いたします。
VMCE取得のためには、まず3日間のトレーニングを受講する必要が有ります。このトレーニングは現在、日本では開催されていないため、今回のようにイベントに合わせて、海外に行く機会でないと受講が難しくなっています。
※Veeam ONでのトレーニングは通常3日間かけて行うものを2日に詰め込んで実施しています。当然ながらすべて英語で行われます。
実際のトレーニングは講師による、Veeamソリューションの各機能の詳細な解説とラボ環境を用いた実際の操作トレーニングをモジュールごとに交互に行っていきます。
モジュールは製品の概要から、初期構成、バックアップ、リストア、Veeam ONEによる監視など計13に分かれています。
解説については約260ページ程度のスライドと250ページ程度のテキストブックを用いて行います。基本的には丁寧に解説を行っていくため、理解は可能ですが、結構な情報量となるため、Veeamを触ったことのないユーザの方ですとなかなか難しいかと感じます。
また、ラボ環境を用いた操作トレーニングですが、実際にラボ環境が用意されているわけではなく、クリックしていくと紙芝居のようにスクリーンショットが切り替わる形式ですので、想定されている操作しか行えません。これは逆に操作になれていると、いつも通りの操作(タブのアイコンをクリックするのではなく右クリックから同様の操作を行うなど)を行えずに、少し戸惑うところがあります。
このようなトレーニングを終えたのちに、試験を受けます。試験はPearson VUEの現地試験施設で行う必要があります。Veeam ONの場合には臨時のテストセンターが用意されており、そこで試験を行うことができます。50の問題に回答し、70%以上、正解できれば合格で認定を受けることが可能です。
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クライムでは2名が既にVMCE取得済です。日本で初めてで、アジアでも数名程度です。