前回はより柔軟にリストアポイントを作成するための方法として、クィックバックアップをVeeam ONEアラームから実行する方法をご紹介いたしました。
今回は、一定時間以上実行されているジョブをVeeam ONEのアラームで検出し、スクリプトによる強制停止を行う方法をご紹介します。
まず、そもそもなぜこのような対応が必要になるケースがあるかというと、Veeamジョブで設定できるバックアップウィンドウはあくまでも強制停止する時間帯を指定するものであるためです。このため、ジョブでバックアップウィンドウを指定していない場合や、長時間のバックアップウィンドウを持つ場合、ハンドルできない予期せぬ処理のスタックや環境依存の問題でVMデータ取得やバックアップの保存処理が極端に遅くなってしまった際には、そのジョブは実行し続けられる可能性があります。
このような事象を検出するためにVeeam ONEには指定した時間実行されているジョブを検出するアラームが用意されています。ただこのアラームそのままでは通知を行うのみですので、停止は手動で行う必要が有ります。そこで、スクリプトで対象ジョブを停止させるところまで自動化してしまう方法をこちらでご紹介しています。
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