仮想、クラウド間の移行やDR対策に役立つソフトウェアZerto Virtual Replicationの現行最新版である6.5がリリースされました!
長期保存が増分で可能となったLong Term Retention機能や、VPG内の個別VMに対するリカバリ操作などの要望の多かった機能強化が行われています。
長期的な世代保持も増分で可能に
ジャーナル保持期間以上の長期保管用途として、Long Term Retention機能が搭載されました。複製したVMのデータから週次、月次といった単位で長期保管用のバックアップを作成するので、運用環境への負荷なしに世代要件を満たすことができます。この長期保管は増分バックアップとして世代保存されるため、ストレージ使用量を抑えたデータ保護を実現します。
※Long Term Retention機能の詳細はこちら
VPG内の特定VMのみのリカバリ操作
今まではVM保護グループであるVPG単位でフェイルオーバを実施していましたが、Zerto 6.5ではVPG内の特定VMのみをフェイルオーバすることも可能となりました。テスト用途で特定VMだけを復旧させたい場合や、クローンを作成したい場合でも、VPGの構成によらず実施することができます。
AWS EC2インスタンス、Azureディスク対応拡張
パブリッククラウド(AWS、Azure)へのフェイルオーバも強化されています。例えばAWSへのフェイルオーバでは、新たに EC2インスタンスタイプ「M5/C5 」が選択可能となりました。Azureに関しても、Azure Premium管理ディスクを使用してフェイルオーバを実施することができるようになっております。
その他機能改善
他にも、AWSインスタンスやAzureディスクの対応拡張など、各プラットホームに対しても、以下のような強化が実装されています。
・デフォルトのVPG数、サイト数の対応拡張
インストーラバンドルのDBがLocal DBとなり、2000VPG、10サイトまで対応可能に
・Zerto APIの改善
ファイルレベルリストア操作等も実施可能に
・データストアクラスタの指定
空き容量に基づいて最適なデータストアを使用するように
・スナップショット操作の検知
検知時、自動的な初期同期が実行されるように
・Hyper-V
Hyper-VホストにPowerShellモジュールが不必要になるなど連携強化
・vSphere
vSphere 6.7のサポート
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