1月にリリースされたVeeam Backup & Replication 9.5 Update4では、数多くの機能がリリースされ、機能の1つとしてOracle のネイティブなバックアップツールである RMANと連携を行うプラグインが提供されました。
このプラグインと連携することで、Oracle管理者は既存のバックアップ運用を変えることなく、
Veeamのリポジトリに対してバックアップを保持することができます。
この連携を実施するためには、以下の要件を満たしている必要があります。
OSプラットフォーム
・Microsoft Windows Server 2008 R2
・Microsoft Windows Server 2012/2012 R2
・Microsoft Windows Server 2016
・Microsoft Windows Server 2019
・SUSE Linux Enterprise Server 11, 12 (x86および x86_64)
・Red Hat Enterprise Linux 6.4-7.x (x86および x86_64)
・Oracle Linux 6.4-7.x (x86および x86_64)
・CentOS 6.4-7.x(x86およびx86_64)※本番環境以外では、Oracleデータベースは正式にサポートされていないためご注意ください。
Oracleデータベース
・Oracle 11
・Oracle 12
・Oracle 18
Standard、Enterpriseエディションがサポート対象となります。
※無償版のExpressエディションはサポートされていません。
Oracle RMAN機能
VeeamのRMANプラグインはSBT_TAPEデバイスとして登録され、このデバイスタイプでサポートされているすべてのRMAN機能が動作します。
Oracle RMANを使用してバックアップやリストアを実行するには、dbaグループのメンバーであり、SYSDBAの権限を持っている必要があります。
実際のプラグインインストールやVeeam Backup & Replicationサーバとの接続、RMANバックアップの実行は、以下のブログよりご確認ください。
●プラグインのインストール
●バックアップの設定
また、Oracle RMAN連携について、クライムのWebセミナーでも紹介しておりますので、こちらもご確認ください。
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