バックアップジョブの長期保存ポリシー(GFS)[Veeam Backup & Replication]


製品:Veeam Backup & Replication
バージョン:10


Veeam Backup & Replicationはバージョン10から、以前のバージョンのバックアップコピージョブのように、年次、月次、週次といった長期保存ポリシー(GFS)の設定が行えるようになりました。
ただし、バックアップコピージョブとはバックアップファイルの持ち方に少し違いがあるため、ここで仕組みを紹介します。

バックアップジョブのGFSポリシーでは、GFS用に新たにフルバックアップファイルを作成することはせず、既存のフルバックアップファイルにGFSフラグを割り当て、長期保存用とします。
つまり、以前のバージョンから存在する短期保存用のポリシーで定期的なフルバックアップを作成するように設定する必要があります。

そのため、GFSポリシーには次のような制限があります。

  • GFSポリシーは逆増分バックアップには適用されません。
  • 永久増分バックアップの場合、手動やスクリプト等で定期的にフルバックアップファイルを作成しないと、GFSポリシーは適用されません。
  • GFSフラグがアクティブなバックアップチェーンのフルバックアップに割り当てられた場合、
    • バックアップチェーンの変換オプションが使用できません。
    • フルバックアップに増分バックアップがマージされません。永久増分バックアップの場合、世代を超えてバックアップを保持する可能性があります。
    • 削除されたVMの保持ポリシーは適用されません。
  • GFSポリシーは設定された後に作成されたバックアップファイルから適用されます。それ以前のバックアップファイルには適用されません。

次に具体的なバックアップの保持の仕組みを紹介します。
続きはこちらからご覧ください。

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