Veeam Backup & Replication(VBR)では、元々Veeam Backup Enterprise Manger(VEM)のWeb UI機能をREST APIでも利用できるように、それらのコマンドを提供していました。
しかし、VEMのWeb UIはバックアップインフラストラクチャや仮想環境に詳しくないユーザでも操作ミスなく簡単に利用できるように、細かい設定や機能を省いてシンプルにわかりやすい機能を提供しているものであるため、利用が制限されている機能や設定が多く、VBR自体の機能をREST APIから利用したいという要望が多かったため、v11にて新たにVBR自体の操作や機能を利用できるREST APIが追加されました。
このREST API自体を利用するために、別途追加のコンポーネント等を構成する必要はなく、VBRをインストールやv11にアップグレードする際には、そのためのサービスが自動的に構成されます。インストール時にポートも指定するようになっていますので、このポートにアクセスできれば当然、認証は必要になりますが、リモートからも利用できるといったものになっています。
※ユニバーサルライセンスまたはEnterprise Plusエディションのライセンスで利用可能です。
また、 REST APIの機能を評価や確認するためにSwagger UIが組み込まれています。
上記のようなURLにアクセスすると下記のようなSwagger UIにアクセスし、各APIをお試しいただけます。
上記からVeeam Backup & ReplicationのREST APIを簡単にお試しいただけます。API自体の不明点等ございましたら弊社までお問合せください。
https://www.climb.co.jp/soft/support/supportform.php
※Veeam PowerShellやREST APIのサポートは各コマンドやAPIの動作までとなっております。スクリプトのトラブルシュートやサンプルスクリプトの提供等は対応できないことご了承ください。
その他のAPI関する詳細は下記もご参照ください。
https://helpcenter.veeam.com/docs/backup/vbr_rest/overview.html?ver=110
加えてこのSwagger UIを用いて、Veeam Backup & Replciation REST APIのサービスエンドポイントにアクセスし、認証を行い、ジョブを開始するといった手順の解説を下記で行っております。
関連トピックス
- VeeamのRESTful APIを試してみました
- REST APIからJSON形式でVeeamの設定情報をエクスポート、インポート[Veeam Backup & Replication]
- [Zerto]アプリケーション整合性のあるチェックポイント作成、PowerShell、REST APIコマンド紹介
- [Zerto]必要なWAN帯域幅要件を簡単推定、Zerto Analytics Resource Planner
- Microsoft 365のBasic認証終了とEWSを介したTeamsデータへのアクセス制限に関して[Veeam Backup for Microsoft 365]
- 仮想マシンのオーナーが自身の環境を簡単に監視・管理【Veeam ONEのマルチテナント機能】
- 8.5で新しくなったZerto PowerShell Cmdlets
- 簡単ランサムウェア対策:Blocky for Veeamの使用方法を紹介
- 安全なアクセスを可能とするゼロトラストソリューション【Accops HySecure】
- 豊富なアクセス制御でBYODのセキュリティリスクを解決 [Accops]