StarWind VTLは、クラウドとオブジェクト・ストレージの階層機能を備えたオンプレミスの仮想テープライブラリにより、規定したデータアーカイブと保持要件を犠牲にすることなく、コストのかかる物理テープバックアップ・プロセスを超えることができます。
先日リリースされた最新版では、IBM i (AS/400)用のテープエミュレート機能が実装され、基幹システムで活躍しているIBM iのバックアップが実現可能となりました。
当機能を利用するためには、バックアップ元となるIBM iとStarWind VTLインストール先において以下の要件を満たしている必要があります。
- IBM i V7R3以降
- StarWind VTLインストール先はWindows Server 2019または2022
- IBM iとStarWind VTL間はiSCSIで疎通
- PTFの適用(MF99211,SI73742,SI73816,SI73817,SI73866,SI74610,SI74611,SI74768,SI76803,SI76922,SI76923)
また、StarWind VTLがインストールされたWindowsのディスクだけでなく、以下のクラウドオブジェクトストレージへ2次バックアップも対応しています。
- Amazon S3
- Microsoft Azure Blob Storage
- Wasabi Cloud Storage
- Backblaze B2 Cloud Storage
- S3互換ストレージ
IBM iとStarWind VTLの接続設定、バックアップ操作、クラウドオブジェクトストレージへの2次バックアップ操作は、下記にて公開中です。
閲覧パスワード希望や製品詳細については、こちらよりお問い合わせください。
関連トピックス
- Veeamによるクラウド(オブジェクトストレージ)へのアーカイブ[Veeam Backup & Replication]
- StarWind Virtual SAN (vSAN)の機能詳細一覧
- Microsoft Active Directoryサーバーからのアイテム(ユーザー、グループ等)リストア[Veeam Backup & Replication]
- VeeamでAmazon S3へバックアップを実施する際のAWS側コストの概算算出方法
- ディスクリポジトリとオブジェクトストレージリポジトリでのバックアップ保持の違い[Veeam Backup & Replication]
- Veeam Backup Enterprise Managerについて【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- Veeam Bcakup & Replication Version 6からの新機能(リストア編)【VMWare/Hyper-V バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- StarWind VTL(Virtual Tape Library)の概要
- 知りたい情報のみを集めたカスタムレポート【Veeam ONE】
- Amazon S3 RRSでのオブジェクトの損失:その通知設定とクラウドへの再アップロード【CloudBerry Backup】