6月3~5日にアメリカ、マイアミで開催されているVeeamON 2024にて、様々な最新情報が紹介されています。
クライム社員も1名現地参加しておりますので、いくつかブログで紹介します!
まずは、Opening KeyNoteで紹介された情報です。
セッション前半はVeeamの動向であったり、ゲストスピーカーとの会話からデータ保護の重要性を紹介されていましたが、後半は技術的な内容が紹介されていましたので、それらをピックアップして紹介します。
・プラットフォーム/ワークロードサポート拡張、改善
すでにアナウンスされていたOracle Linux KVMやProxmox VE環境のVMについて、
ハイパーバイザーのAPIと連携したエージェントレスなデータ保護がサポートされます。
※Oracle Linux KVM環境のバックアップは、今月下旬に別途クライムがセミナーで紹介いたします。
また、新たにMongoDB、Microsoft EntraIDのデータ保護がサポート追加される予定です。
このように、Veeamは続々とデータ保護できるプラットフォーム、ワークロードを広げており、ハイブリッドな構成においても複数ソリューションに頼ることなくVeeamのみでデータ保護運用の完結が期待されます。
・Veeam Backup & Replication on Linux
これまでのVeeam Backup & Replicationでは、管理サーバとして必ず1台はWindowsマシンが必要でしたが、Veeam v13ではVeeam Backup & Replication on LinuxによってLinux上でも構成が可能になる予定です。
キーノート内で紹介していたVeeam v13のデモ画面は、実はLinuxに構成されたVeeam Backup & Replicationで動作しており、PuttyからVeeam管理サーバのIPアドレスへアクセス、Veeamの管理プロセスがLinuxで動作していることを紹介していました。
また、Veeam Backup & Replication on Linuxは、Windows版と比較してLinux版でのみ提供される予定の機能があり、その一例を紹介していました。
詳細については、今後発表されるようです。
・AIを活用したデータ保護運用のスマート化
Microsoft社と共同開発したVeeam Copilotによって、AIがバックアップ状況を確認し必要に応じてメッセージを出力、またAIチャットを経由して保護されているMicrosoft 365アカウントの状況やデータ量、ジョブの構成確認/変更やリストア操作など様々な操作をチャット経由で実施できるようになります。
デモでは、アカウント全体で保護できていないユーザは存在するのか、それはどのユーザなのか、特定ユーザのバックアップ状況の詳細確認やリストア操作などをチャット経由で実施していました。
・まとめ
このように、各種新機能や対応拡張が予定されています。
機能によって実装予定時期は異なりますが、その都度クライムからもブログやセミナーなどでアナウンスさせていただきます。
関連トピックス
- VeeamON 2024 in マイアミ 速報レポート②
- VeeamON 2024 in マイアミ 速報レポート③
- VeeamON 2023 in マイアミ 速報レポート①
- VeeamON 2019 in マイアミ 最新情報レポート ②
- VeeamON 2023 in マイアミ 速報レポート➁
- VeeamでAzure VMware Solutionのデータ保護を行う際の考慮事項
- VeeamON 2019 in マイアミ 最新情報レポート ①
- Webセミナー録画とプレゼンテーション『 Veeam v10セミナー:Vanguardが7カ月間、検証した結果を30分でギュギュっとお届け!』:2020/2/20 開催
- VeeamON 2017 in ニューオリンズ セッション情報①
- VeeamON 2022 セッション情報速報⑦
10/16(水)15:00から公開予定Webセミナー「今注目のProxmox VE、最新Veeam v12.2でついに対応!移行~バックアップまで徹底解説!」
https://www.youtube.com/watch?v=Sawc2yKTO0s