【大学・研究機関様向け】 Veeam+Wasabiでランサムウェア対策!<SINET6対応>


2024年12月より、SINET6経由でWasabi東京リージョンおよび、Wasabi大阪リージョンへの接続が可能となりました。SINET6を利用されている多くの大学様・機関様からご要望をいただいておりましたが、ようやく準備ができ、セキュアかつ高速にWasabiをご利用いただけるようになりました。

また、SINET6経由で接続される場合でも、Wasabi 側の専用線接続料金はかかりません。通常通りキャパシティ料金だけでご利用いただけます。

本記事では、バックアップソフト「Veeam Backup & Replication」とクラウドストレージ「Wasabi hot cloud storage」を連携したランサムウェア対策および、バックアップ構成ついてご紹介します。

オブジェクトロック機能を使用したランサムウェア対策

Veeam Backup & Replicationは、ソフトウェアベースのバックアップソリューションであり、VMwareやHyper-V、Nutanix AHVをはじめとした仮想環境や、WindowやLinuxなどの物理サーバのバックアップをまとめて行うことができます。

バックアップデータの保存先として、オンプレミスのサーバやNASを使用することももちろん可能ですが、ランサムウェア対策や災害対策を目的として、Wasabiなどのクラウドオブジェクトストレージ上にバックアップデータを保存するお客様が非常に増えてきております。

クラウドオブジェクトストレージを保存先として利用する場合、クラウド側のオブジェクトロック機能と連携してバックアップデータに不変性を付与することで、ランサムウェアによるバックアップデータの書き換えを防ぐことが可能です。

バックアップデータの不変性については、下記ブログにまとめておりますので、是非ご覧ください。

バックアップ構成について

Veeam Backup & Replicationでは、バックアップ要件などに応じて、柔軟な構成でWasabiへとバックアップを保存することができます。バックアップの構成としては大きく「ダイレクトバックアップ」、「二次バックアップ」の2つに分かれます。

ダイレクトバックアップ

ダイレクトバックアップは、バックアップ対象のマシンのデータをWasabiへ直接バックアップする、シンプルなバックアップ構成です。

Veeam Backup & Replicationをインストールするためのサーバをご用意いただくだけで、仮想/物理環境マシンのバックアップを、簡単にWasabi上へ保存いただくことが可能です。

二次バックアップ

二次バックアップは、オンプレミスのNASなどに一次バックアップを取得し、取得した一次バックアップデータをWasabiへとコピーする構成です。

この構成では、一次バックアップと二次バックアップ、複数のバックアップデータを保持することで、3-2-1ルールを満たしたバックアップを取得することができます。

まとめ

このように、「Veeam Backup & Replication」と「Wasabi」を連携することで、お客様の要件や目的に合わせた、柔軟なバックアップ構成が可能となっております。

また弊社クライムから、「Veeam」と「Wasabi」を併せて導入いただくことで、バックアップ設定などののお悩みをまとめてサポートさせていただくことが可能です。
もし、ご興味やご不明点などございましたら、弊社クライムのお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

関連トピックス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください