Veeam Backup & Replicationで仮想マシンのバックアップ、レプリケーション時に下図のようなエラーが発生する場合があります。
■エラー内容
Freezing guest operating system
CreateSnapshot failed, vmRef “448”, timeout “1800000”, snName “VEEAM BACKUP TEMPORARY SNAPSHOT”, snDescription “Please do not delete this snapshot. It is being used by Veeam Backup.”, memory “False”, quiesce “False”
File +5paw6KaP5Luu5oOz44Oe44K344Oz/+5paw6KaP5Luu5oOz44Oe44K344Oz.vmx is larger than the maximum size supported by datastore ‘[Storage]
【原因】
処理対象の仮想マシンのディスクを
Storage のブロックサイズにより作成できるディスクサイズの
最大値を設定して作成していた場合このエラーが発生します。
※Storage のブロックサイズが1MBの場合は作成できる
仮想マシンの最大サイズが256GBですが、この最大サイズのディスクを作成すると上記のエラーが発生します。
※ESXにストレージを追加する際にブロックサイズを設定するのですが、
この設定により作成できる仮想マシンのサイズもことなります。
ブロックサイズ1MBの場合 作成できる仮想マシンの最大サイズ :256GB
ブロックサイズ2MBの場合 作成できる仮想マシンの最大サイズ :512GB
ブロックサイズ4MBの場合 作成できる仮想マシンの最大サイズ :1024GB
ブロックサイズ8MBの場合 作成できる仮想マシンの最大サイズ :2048GB
【対策】
バックアップ対象の仮想マシンのディスクのサイズを250GB程度にして下さい
※Storage のブロックサイズが1MBの場合
スパンボリューム等で複数のディスクで1つのディスクを作成する際には
スパンボリュームを構成するディスクの1つ1つを250GB程度にしてディスクを構成して下さい。
※弊社で確認したところサイズが254GBではエラーは発生しませんでした。
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