Veeam Backup & Replication 6.1のFile Level Restore機能を用いることでHyper-Vの仮想マシン(Windows OS)をゲストファイルを簡単に素早くリストア可能です。
これによりオリジナルの仮想マシン内の設定ファイルを間違えて書き換えてしまい、サーバとして機能しなくなってしまった場合などに、仮想マシン全体をリストアするのではなく、そのファイルのみをリストアすることで、迅速な復旧ができます。
実際には下のような手順でリストアを行います。
対象のバックアップファイルを選択し、Guest Files(Windows)からファイルレベルリストアを開始します。
どの時点でのバックアップからリストアするか世代を選択し、ウィザードを進めます。
バックアップファイルからゲストファイルが展開されます。
リストアしたいファイルを選択し、右クリック→Copy toから保存先を選択しリストアします。
ファイルのリストアが行えました。このときのリストアはフォルダ、ファイル単位で行えます。
またエンタープライズ版の機能である1 Click File Restoreを用いれば直接、仮想マシンに対してファイルをリストアすることも可能です。
※VMware仮想マシンでのファイルレベルリストアについてはこちら
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