前回の記事ではVeeam Backup & Replication 6.1 Standard EditionでのHyper-V仮想マシンのゲストファイルのリストアについてご紹介させていただきましたが
Hyper-V仮想マシンのゲストファイルを簡単にリストア【Veeam Backup & Replication】
今回はVeeam Backup & Replication 6.1 Enterprise Editionでのみ使用できる1Click File Restoreについてご紹介させていただきます。1Click File RestoreではスタンダードエディションのようにVeeamコンソールから操作するのではなくWebブラウザから操作するEnterprise Managerを使用します。
下のように間違えてファイルを削除したファイルを仮想マシンに対してリストアする方法を紹介します。
まず Enterprise Managerにアクセスし、FileタブからVMを選択します。
どの時点でのバックアップからリストアするか世代を選択します。
リストアしたいファイルを右クリックし、Restoreを選択するとファイルのリストアが開始されます。
数十秒後の仮想マシン見ると先ほど削除したはずのファイルがリストアされています。この際にプロパティ見るとリストアにより新たに作成されたファイルであるため更新日時より作成日時のほうが新しいファイルになっていることが分かります。
このように、1 Click Restoreを用いることで、リストアしたファイルを元の仮想マシンに移動する手間をなくすことが可能です。
関連トピックス
- Hyper-V仮想マシンのゲストファイルを簡単にリストア【Veeam Backup & Replication】
- レプリケーションで作成した仮想マシンの電源ON/OFF方法について【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- ディスクタイプ指定(リストア)【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- ファイルレベルリストアの更新日時保持【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- CloudBerry BackupでのAmazon EC2へのサーバのフル・リストア方法
- Ver9.5 新機能予告 バックアップファイルからAzure VMとしてリストア [Veeam Backup & Replication]
- ファイル、フォルダ単位のリストア
- ESX上の仮想マシン(Windows系OS)でFile Level Restore時の設定【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- VMware仮想マシンとしてのイメージベース・バックアップのリストアが可能に [CloudBerry Bckup リリース5.7]
- 仮想マシンのリストア時のリストア先のデータストアの複数指定