●データをクラウドへバックアップ
CloudBerry BackupのEnterpriseエディションでは簡単にMicrosoft SQL Serverのデータをクラウド上にバックアップすることが可能です。[Ultimate版限定]
今回はAmazon S3へバックアップする手順をご紹介します。
1. 「Backup MS SQL Server」をクリックします。
2. 「次へ」をクリックします。
3. 予めバックアップ保存先として登録済みのアカウントを選択します。ここではAmazon S3を選択しています。
4. 計画名を入力します。「Save backup plan…」にチェックを入れると、バックアップ計画の設定情報もバックアップされます。
5. SQL Serverのインスタンス、認証の種類、ログイン情報を指定します。
6. バックアップするデータベースを選択します。全データベース、ユーザデータベースのみ、任意のデータベース、から選択可能です。ここでは、Veeam製品で使用しているデータベースVeeamBackupとVeeamOneを任意選択しています。
7. 圧縮や暗号化の設定を行うことが可能です。
8. ファイルの世代管理を設定することが可能です。
9. スケジュールの設定が可能です。ここでは未設定として手動で実行するものとします。
10. バックアップ開始前と終了時にコマンドを指定することが可能です。
11. バックアップ完了時に、Eメール通知したり、Windowsイベントログへ記録することが可能です。
12. 設定内容を確認し、「次へ」をクリックします。
13. 今回はスケジュール未設定のため、「バックアップを今実行する」にてバックアップを開始します。
14. バックアップ中・・・
15. Amazon S3でバックアップされていることを確認します。
以上でバックアップは完了です。
●データを他DBへリアルタイムにバックアップ
テーブルのデータをクラウドではなく他DBへバックアップする場合、異種DB間レプリケーションツール「DBMoto」にて可能です。
DBMotoを使用したバックアップでは下記の特徴があります。
・リアルタイムにバックアップできるため、常に最新の状態を自動でバックアップ可能
・トランザクション機能を使用して差分データ(更新分)のみバックアップできるため、転送データ量が少なく、負荷にも優しい
・SQL ServerだけでなくMySQLやOracle等、多くのデータべ―スへバックアップが可能
・クラスタ構築よりも遥かに手軽で安価に構築可能
●Windowsマシン(仮想マシン)ごとNASやSANへバックアップ
SQL ServerのWindowsマシンを仮想マシンごとNASやSANへバックアップする場合、仮想マシンバックアップ・レプリケーションツール「Veeam Backup & Replication」にて可能です。
Veeamを使用したバックアップ、レプリケーションでは下記の特徴があります。
・VMware ESXiとHyper-Vをサポート
・バックアップ先としてDAS、SAN、NAS等を指定可能
・別のESXiやHyper-Vへレプリケーションすれば電源ONですぐに復旧
・VSSを使用した整合性を維持したバックアップ
・CBTを利用した差分増分バックアップ、重複排除、スケジュール
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