Veeam Backup & Replication システム要件の考え方

2024/6/25 システム要件を最新版の内容へ改訂

Veeam Backup & Replicationのシステム要件は、データ保護するための構成によって考慮すべき内容が異なります。構成は大きく分けるとVeeamインストールサーバのみを利用する最小構成と、プロキシやリポジトリを使用する分散構成があります。

最小構成をとる際は、VeeamをインストールするWindowsマシンのみでハイパーバイザー上のVMのデータ保護を実施します。この場合は、Veeamインストールサーバ自身が実際のデータ取得を行い、ローカルやCIFSストレージにデータ書き込みを実施します。

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VMwareスナップショットの影響なし、Zerto独自のレプリケーション方式

仮想環境で最も便利な機能の一つであるスナップショット機能は多くのバックアップ、レプリケーションといったデータ保護ソリューションで使用されています。この理由の一つとして、スナップショットを介して、仮想マシンの静止点を作成し、簡単にデータ保護を行うためのAPI(VADP)がVMwareから提供されているという点があります。事実、VMwareのスナップショットを活用する方式は従来のエージェントを持ちいたレガシーのバックアップに比べて優れており、仮想環境で効率的なデータ保護を実現できます。
スナップショット

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SoftLayer上のvSphere環境へ楽々移行/データ保護まで

クラウドサービスの1つであるSoftLayerは、仮想サーバだけでなくベアメタル(物理)サーバを使用できるという特徴があります。これにより、SoftLayerでオーダーしたベアメタルサーバに既存のハイパーバイザーをインストールすることで、クラウド上にもオンプレと同様の慣れ親しんだハイパーバイザー環境を簡単に構築することが可能です。

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新サーバにvCenter移行時の手間を大幅に削減、移行後も継続してバックアップを行う方法

Veeamの場合、vCenterが保持しているMoRefというオブジェクトごとに一意のIDでバックアップやレプリケーション対象となるVMを追跡しています。これによりvCenterを介して行われるvMotionやHA、DRSなどでVMが移動した場合にも継続してバックアップが可能です。

しかし、vCenter自体を新規に作成し、新たなvCenterにESX(i)ホストを登録しなおした場合などには、このMoRef自体が変更してしまい、Veeamからは追跡が行えなくなってしまいます。このような場合にはバックアップを継続して実施できず、Veeamに新vCenterを登録しジョブの再構成または新規ジョブ作成が必要というとても手間のかかる状態になってしまいます。

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Ver9.5 新機能予告 バックアップファイルからAzure VMとしてリストア [Veeam Backup & Replication]

先にリリースされたスタンドアロンツール Direct Restore to Microsoft Azureを用いることで、Veeam Backup & Replicationや、Veeam Endpoint Backup FREEでバックアップしたデータからAzure VMとしてリストアすることが可能となりました。次期バージョンとして予定されているVeeam Backup & Replication 9.5では、このDirect Restore to Microsoft Azure機能と完全統合される予定です。

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CloudBerry Backupでのマイクロソフト Azure VMへのリストア方法

CloudBerry Backup(Ver4.9から)でのマイクロソフトAzure VMへのイメージ・ベース・バックアップのリストアについて

1.Cloudberry Backupコンソールから「Backup Storage」タブで左側の 「Disk Image」を選択。
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2.右側に利用可能なイメージ・ベースのバックアップがリストされます。要望するものを右クリックし、「 Restore to Azure VM Instance」を選択します。
How-to-Restore-to-Azure-VM-with-CloudBerry-Backup2
3.「Restore Wizard 」が起動します。 オプションの「 Restore as Azure Virtual Machine 」が仮選択されているので、そのまま「Next」をクリック。
How-to-Restore-to-Azure-VM-with-CloudBerry-Backup3
4.Azure VM アカウントの選択が必要です。 Select Accountフィールドから Createを選択。 Windows Azureログインに必要なウィンドウが現れるので入力して、Sign inをクリック。 次に OAuth serviceダイアログが現れるので 、 login\password を入力し、アクセス許可を得ます。
How-to-Restore-to-Azure-VM-with-CloudBerry-Backup4
5.Azureにサイン後に Azure VM Account ウィンドウで必要なTenant と Subscriptionを選択します。
How-to-Restore-to-Azure-VM-with-CloudBerry-Backup5
6.ここでSelect Accountでユーザのアカウントを入力し、ウィザードでVMのresource group, size, network等のパラメータを選択します。
How-to-Restore-to-Azure-VM-with-CloudBerry-Backup6
7.「Select Partitions」セクションでAzureにリストアするディスクを選択します。必要なボックスにチェックを入れ、「Next」をクリック。
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CloudBerry Backup : バックアップ・リテンション・ポリシー

バージョン・ヒストリー:

Retention Policy(リテンション・ポリシー)のすべてのオプションはユーザが選択するバックアップ・プラン設定で利用可能です。「Edit Backup Plan」をクリックし、「Advanced Backup Mode」を設定します。Retention Policyのすべての設定は同じ名前のステップで利用できます。

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CloudBerry BackupとAmazon EC2 を使用してのP2Vディザスタリ・リカバリーの設定方法

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ステップ1:バックアップ・プランの設定

●ベアメタル・バックアップ・オプションとストレージ・デスティネーションの選択
●新規バックアップ・プランのネーミングと必要があれば「 Save backup plan configuration to the backup storage 」オプションの確認
●バックアップしたいパティションとディザスタリ時のクイック・リストアの確認

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Direct Restore to Microsoft Azure : Veeamバックアップ製品対応機能

Veeam SoftwareからDirect Restore to Microsoft Azureという機能がリリースされ、Microsoft Azure Marketplaceからダウンロードが可能です。この機能はMicrosoft Azureの Infrastructure as a Service (IaaS)へ仮想マシン(VM)としてのVeeamバックアップのリストア用に特別にデザインされていて、マーケットプレイスから無償でこのアプライアンスをプロビジョンすることができます。この機能は次のVeeam Backup & Replicationで盛り込まれる予定です。

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Veeamを適切に構成し、より効率的なデータ保護を実現:コンポーネントに関して

Veeam Backup & Replicationは小規模から大規模環境、リモートブランチオフィスのバックアップなどに対応するために分散アーキテクチャを採用しています。ただし、Veeamをインストールしたサーバ自体が複数のコンポーネントの役割をすでに担当している状態でインストールされるため、スモールスタートであれば仮想環境を登録するだけで簡単にバックアップやレプリケーションを実施可能です。

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CloudBerry Backup 4.8でユーザ・プロファイルのバックアップとAWS Snowballをサポート開始

●ユーザ・プロファイルのバックアップ方法:

Create Backup Plan Wizardをオープンするために「File」をクリック
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ユーザがバックアップしたいファイルとフォルダを選択するBackup Sourceステップへ進む。「 Add user profiles」リンクをクリックし、ユーザがバックアップしたい共通ユーザ・フォルダを追加
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Amazon S3 RRSでのオブジェクトの損失:その通知設定とクラウドへの再アップロード【CloudBerry Backup】

AWSRRS
Amazon S3 Reduced Redundancy Storage (RRS)はAmazon S3 Standard Storageよりコストが30%低いストレージ・クラスでが、オブジェクトの耐久性が99.99%となります。(S3は99.999999999%)。これは1年間に1/10000ファイルが失われることになります。

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VeeamならOracleの復旧もここまで簡単、Veeam Explorer for Oracle

Veeam Backup & ReplicationはVer9からOracle VMのトランザクションログのバックアップに対応し、Veeam Explorer for Oracleにより、指定したトランザクションの直前まで簡単にリストアできるようになりました。

Veeam Explorer for Oracle

  • トランザクションレベルでの復旧
  • トランザクションログのバックアップとリプレイ
  • Windows/Linux OS仮想マシン上で稼働するOracle両方をサポート
  • Oracle自動ストレージ管理(ASM)と完全な互換性


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保護中: ライセンスファイルの入れ替え手順【Veeam】

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ブータブルファイルを使用したイメージベースバックアップからの復旧 : Cloud Berry Backup

Cloud Berry Backupでは作成したイメージベースバックアップから、ドライブやファイル単位でリストアを実施することや、Amazon EC2インスタンスとしてのリストア、仮想ディスクの変換によるVMwareやHyper-V環境へのリストア実施が可能です。

また、あらかじめブータブルISOイメージを作成しておくことで、ISOイメージファイルを使用して起動し、その後イメージベースバックアップからCloudBerryインストールサーバ全体を復旧することもできます。実際の手順は下記のようになります。

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Veeam Explorer for Storage SnapshotsでのカスタムなEMCスナップショット・スケジュールでの設定方法[Veeam Backup & Replication]

EMC VNX とVNXeでのストレージ・スナップショットはファイル、仮想マシン、SQLデータベースやEmailのようなアプリケーション・アイテムの削除からのリカバリーとしては最適です。ユーザがEMC VNXとVNXeハイブリッド・ストレージアレーで簡単にリカバリー・オプションが設定できるようにこのストレージ・スナップショットを確認します。

ストレージ・スナップショットはUnisphereで設定し、Storage | File Systems | Modify Protection順で設定していきます。下記図はデフォルトでのスナップショット・スケジュールを表示しています。

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CloudBerryのブロックレベルバックアップでのバージョン(世代)保持の考え方

CloudBerryでは変更ブロックのみのバックアップを行うブロックレベルバックアップの機能があります。
こちらは下記の画像のようにスケジュール設定にて「繰り返し」か「定期的」を選択すると設定できるようになります。

「繰り返し」を選択した場合

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VeeamのインスタントVMリカバリをもっと高速に『書き込み編:データストアへのリダイレクト設定』

前回はバックアップからインスタントVMリカバリで起動させた仮想マシンの読み取りに関して高速化する方法をご紹介しました。今回は書き込み部分の高速化をVeeamのインスタントVMリカバリ時の設定で行う方法をご紹介します。

デフォルトの設定ですと、インスタントVMリカバリで起動したVMの更新データはキャッシュとしてvPower NFSを実行しているサーバ上に保存されます。g8211

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NetApp AltaVaultとVeeam Backup & Replicationのベストプラクティス

AltaVaultアプライアンスの概要

AltaVaultアプライアンスは、データの保護を目的に設計および最適化されています。既存のバックアップ インフラおよび任意のクラウド ストレージ プロバイダと簡単に統合することができます。インストールとセットアップも簡単で、バックアップ アプリケーションの既存のインフラにAltaVaultアプライアンスを通常のターゲットとして追加するだけです。バックアップ サーバは、標準のCIFSまたはNFSプロトコルでAltaVaultアプライアンスに接続します。
AltaVaultアプライアンスにバックアップまたはアーカイブされたデータは、ストレージの消費量と転送時間を最小化するために、インラインの可変長重複排除処理と、圧縮、および暗号化が施されます。また、ローカルのディスク キャッシュを使用して最新のバックアップがリカバリされるため、最もよく発生するリストアをLANの速度で実行することができます。重複排除されたバックアップ データは、クラウド ストレージに安全に書き込まれます。リストア時には、重複排除したデータの必要なセグメントだけがWAN経由で取得されるため、リストアの速度が向上します。AltaVaultアプライアンスは、Webブラウザでアクセスできる使いやすいグラフィカル インターフェイスである管理コンソールから複数まとめて管理できます。

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SQL Server トランザクション・ログのバックアップ方法 [Veeam Backup & Replication]

Veeam Backup & ReplicationはSQL Server全体と同様にSQLトランザクション・ログをバックアップすることができます。

Veeam Backup & Replicationではトランザクション・ログ・バックアップ・ジョブはSQL Server VMバックアップ・ジョブのサブタスクとなります。最初にSQL Server VM用のバックアップ・ジョブを作成・設定します。一貫したトランザクションのSQL Serverバックアップ・を作成するために「Enable application-aware image processing」にチェックを入れます。

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CloudBerry BackupでのAWS Key Management Service (KMS)の活用方法

AWS Key Management Service (KMS)はユーザ・データを暗号化するために使用する暗号化キーを作成・管理を容易にできるマネージド・サービスで、ユーザ・キーのセキュリティを保護するためにHardware Security Modules (HSMs)を使用します。AWS Key Management Service (KMS)はAmazon S3を含む他のAWSサービスに統合されています。

この新機能を活用するにはBackup Plan WizardからCompression and Encryption Optionsステップに移動します。次に「Server Side Encryption」と 「Use Amazon Key Management Service」を選択します。そしてAWS Consoleから取得したMaster Keyを入力します。

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CloudBerry BackupでのAmazon Standard-IA Storage Classの自動設定方法

CloudBerry Backup 4.5 以上からAmazon Standard-IA(Infrequent Access) Storage Classの自動設定の機能が追加されました。バックアップ用に選択したすべてのファイルにこのストレージ・クラスを自動で設定できます。

Standard-IAクラスを設定するには、バックアップ・プランを作成時にBackup Wizardで「Use Standard-IA Storage Class」オプションをイネーブルに設定します。
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無駄なデータを省きバックアップサイズを削減:ゲストOS上のファイル/フォルダ除外機能【Veeam Backup & Replication v9】

VeeamはハイパーバイザのAPIを活用し、VMのイメージベースでのバックアップを行います。そのためv8までの除外設定は仮想マシンの仮想ディスク単位までとなっていました。
ただ、ゲストOS上にもバックアップを行う必要のない無駄データが存在することがあり、それらが常に特定の仮想ディスクにまとまっているわけではありません。このようなゲストOS上の無駄なデータの存在する特定のフォルダのみ除外する機能としてv9に実装され、現在Veeamがパテント取得中の機能がRocket science engineという技術です。
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HP StoreOnce Catalystとの連携機能を試してみる【Veeam Backup & Replication v9】

まもなく正式リリースされる仮想環境特化のバックアップ&レプリケーションソフトVeeam Backup & Replication バージョン 9
このバージョン9には様々な機能改善・追加が施されています。

その中にはストレージとの連携による処理性能の向上も複数あります。
重複排除ストレージであるHP StoreOnce Catalystとの連携機能追加で、バックアップやレプリケーションなどの、Veeamの処理における性能向上が図られています。
※Catalystとの連携はEnterprise Editionからの機能になります。

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CloudBerry BackupでのAmazon EC2へのサーバのフル・リストア方法

1.CloudBerry Backupを起動させ、ツール・バーの「Restore」をクリックし、新規リストア・プランを作成するよう「Restore Wizard 」ステップに移ります。
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