前回はバックアップからインスタントVMリカバリで起動させた仮想マシンの読み取りに関して高速化する方法をご紹介しました。今回は書き込み部分の高速化をVeeamのインスタントVMリカバリ時の設定で行う方法をご紹介します。
デフォルトの設定ですと、インスタントVMリカバリで起動したVMの更新データはキャッシュとしてvPower NFSを実行しているサーバ上に保存されます。
AWS Key Management Service (KMS)はユーザ・データを暗号化するために使用する暗号化キーを作成・管理を容易にできるマネージド・サービスで、ユーザ・キーのセキュリティを保護するためにHardware Security Modules (HSMs)を使用します。AWS Key Management Service (KMS)はAmazon S3を含む他のAWSサービスに統合されています。
この新機能を活用するにはBackup Plan WizardからCompression and Encryption Optionsステップに移動します。次に「Server Side Encryption」と 「Use Amazon Key Management Service」を選択します。そしてAWS Consoleから取得したMaster Keyを入力します。
CloudBerry Backup 4.5 以上からAmazon Standard-IA(Infrequent Access) Storage Classの自動設定の機能が追加されました。バックアップ用に選択したすべてのファイルにこのストレージ・クラスを自動で設定できます。
Standard-IAクラスを設定するには、バックアップ・プランを作成時にBackup Wizardで「Use Standard-IA Storage Class」オプションをイネーブルに設定します。

1.CloudBerry Backupを起動させ、ツール・バーの「Restore」をクリックし、新規リストア・プランを作成するよう「Restore Wizard 」ステップに移ります。
![]()
CloudBerry BackupでのNTFSパーミッションのバックアップ方法
1.CloudBerry Backupを起動させ、「Files」ボタンをクリックして「Backup Plan Wizard」をスタートさせます。

1. CloudBerry Backupをスタートさせ、「File」をクリック
2. ストレージ・リストから「OpenStack Compatible」を選択

3. 「SoftLayer」をクリック

4. “Add” ブタンをクリックするか、 “New Account”アイコンをダブル・クリック

5. “Display name”に入力
CloudBerry Backup Ver4.6からブータブルなISOイメージを作成することが可能になりました。
CloudBerry Backupを使用してのブータブルなISOイメージの作成方法を紹介します。
1. CloudBerry Backupを起動させ、「Make Bootable USB」アイコンをクリック
![]()
2. 「ISO image」ラジオ・ボタンを選択し、 (…)ブラウズをクリック

3.Windows ISOイメージ・ファイルを選択するか、ファイル名を入力して新規ファイルを作成して、「Open」をクリック

4.新規ブータブルISOイメージまでのパスを確認し、イメージ作成を開始するための「Create Disk」をクリック

注:ユーザ自身のドライバにブータブルなISOイメージを追加することができます。「Path to drivers」フィールドにドライバを含むフォルダへのパスを指定します。

5. プロセスが完了したら「Close」ボタンをクリックします。
CloudBerry Backupではバージョン4.5からAmazon EC2上にEC2インスタンスとしてシステムイメージのバックアップをリストア可能になりました。これにより、災害対策DR等の目的で遠隔地やクラウド上にバックアップしたデータをいざというときにはEC2インスタンスとしてリストアし利用できます。
まず初めに、CloudBerryのイメージベースバックアップを行い、静止状態を取得します。この静止状態のWindowsマシンをAmazon EC2サービスにリストア可能です。
CloudBerry Backupはバージョン4.5からイメージベースのバックアップをAmazon EC2インスタンスとしてリストア可能になりました。このためのVMimportロールの設定方法を紹介しています。
1.Amazon Web Servicesのページを開き、IAMをクリックします。
CloudBerry Backup 4.3より、イメージベースのバックアップからファイル単位でのリストアが可能になりました。ファイル単位でのリストアはクラウド上にあるバックアップデータから、ファイルのみをダウンロードするため、全体のリストアに比べると大幅に時間を削減でき、転送コストも抑えることができます。
イメージ・ベースのバックアップからのファイル単位でのリストアは、以下のように実施することができます。