Veeam Backup & ReplicationではバックアップファイルやレプリカVMから特定のファイルのみを直接復元できます。この記事ではVeeamのファイルレベルリストアがサポートしているファイルシステムをゲストOSごとに紹介します。
● ファイルレベルリストア
実行時にはバックアップファイルを展開しません。バックアップファイルの中身を直接Veeamサーバにマウントし、備え付きのVeeam Backupブラウザで表示します。ブラウザからファイルを選択しリストアを実行します。
Veeam Backup & Replicationのバックアップファイル保存先(リポジトリ)に、ストレージ仮想化ソフトウェアであるStarWindのグローバル重複排除ストレージを利用することで、ストレージを効率的に利用できます。また、ストレージで重複排除を行うため、バックアップソリューション側で重複排除を気にする必要がなくなります。
●環境
Windows Server 2012
Veeam Backup & Replication Version 6.5
StarWind iSCSI SAN Free Edition
SANインフラストラクチャ全体を維持する2つの土台の1つはストレージです。それは正しくあなたのストレージ要件を測定することが重要です。これは2つの要因を含みます。1つ目は実記憶容量で、2つ目は性能です。SANを実装しようとするすべてのストレージ管理者の1番の目的はパフォーマンスと容量計画です。
パフォーマンス:あなたの将来のシステムのための最も正確なIOPS量を計算します。さらに、心の中で将来の成長のための計画といくつかのパワーリザーブを追加することをお勧めします。
キャパシティ:あなたはHA SAN上に配置する必要があるデータが何TBになるか計算します。
CloudBerry Backupでは、クラウドストレージとしてAmazon S3を指定した場合に使用可能な機能がいくつかあります。この各機能について紹介させていただきます。
・変更点のみをバックアップするBlock Level Backup
ブロックレベルバックアップはバックアップ対象のファイルの変更されたブロックのみをバックアップする機能です。これによりバックアップをより速く、効率的に行うことが可能になります。この機能はMS SQL Serverのバックアップファイルや、MS Exchangeデータベースファイル、OutlookのPSTファイル、仮想マシンのイメージファイルなどサイズの大きいファイルをバックアップする場合、特に有効です。
ネットワークはSANの最も重要な部品の一つです。あなたのSANの正しいネットワークの帯域幅を決定することは、あなたのストレージがそれが展開される環境の要件を満たすために生産する必要があるIOPの適切な量を調査するのと同様に第1位のタスクです。
■1/10/40ギガビットの考慮事項
下記の計算は4キロバイトブロックサイズに関したIOPSを使用します。クライアントサーバが別の値のブロックサイズを使用している場合は、以下の式を用いて最終的なIOPSを計算することができます。
適切な機器の選択は、SANアーキテクチャの計画の非常に重要なステップです。必ずHA SAN上に設置するタスクに適した機器を選択します。SAN要件を過大評価することは常に良い習慣ではないことに注意してください。これらの評価によって購入される器材が効果的に決して使われないことがわかることができます。あなたが購入しているSANサーバのスケーラビリティを計画することを常に確認してください。将来的に可能なすべてのストレージ拡張とネットワークのアップグレードをすることを念頭に置いてください。
可用性の高い環境を構築するための基本原理は、ハードウェアおよびソフトウェア構成における単一障害点の解消です。単一のハードウェア障害がシステム全体のダウンタイムをもたらすことを防ぎ、障害によって引き起こされるダウンタイムを排除または最小限に抑えるために、システム内のすべての要素の冗長性を達成することが重要です。
StarWindの高可用性ソリューションにより、顧客はストレージエリアネットワークのダウンタイムを最小化または回避できるようになります。StarWindのHAは、ストレージのダウンタイムなしでメンテナンスが可能になります。これは、フォールトトレラントストレージクラスタに複数のStarWindのサーバを一緒に置くことによって、ハードウェア/ソフトウェアの障害や停電からインスタントリカバリを提供することによって達成されます。
2つのストレージサーバにStarWindをインストールすることで、高い可用性を持つストレージクラスタを作成することができます。クラスタノードが同期することにより、格納されたデータの連続的可用性を確保します。
両方のノードはハートビートチャネルによって互いの状態を監視し、アクティブ – アクティブモードで動作します。全ての読み書きは同期チャネルを介して2つのノードの間で同期されます。一方のサーバがダウンした場合、全体のストレージトラフィックはダウンタイムなしで、残りのノードにルーティングされます。フェイルオーバーは、IT管理者のマニュアル操作なしで自動的に行われます。
障害の発生したクラスタノードがオンラインに戻ったときに、StarWind独自の高速同期技術によってデータは同期されます。
この記事ではStarWindサーバでのHA構成ディスクの作成手順について記載しております。StarWind iSCSI SAN & NASでのHA構築についての概要はこちらをご参照ください。前提として、HA構成を組むためにStarWindサーバが2つ必要です。
■ HA構成ディスクの作成
1. StarWind Management Consoleを起動して、“Add Device” をクリックします。
ジョブ・チェイニング(job chaining)機能はVeeam Backup & Replication Ver6.5でリリースされた機能です。この機能の主な目的は連続的な繰り返しでのジョブのスタート時間を曖昧な推量をなくすものです。これは特に1つのバックアップ・ジョブが次のバックアップ・ジョブが始まる前に終了することが必要な時に重要です。しかし正確なタイミングは分かりません。この機能は下記の図のようにバックアップ・ジョブ・ウィザードのスケジュール・オプションで設定します。
●Active-Active HA( High Availability)ストレージ・アーキテクチャ
StarWindのActive-Active HA( High Availability)ストレージ・アーキテクチャは自動フェイルオーバーとフェイルバック技術でシンクロミラーリング(レプリケーション)を使用することで、ノードがフェイルした時にSANが適切なオペレーションが続けられることが可能になります。
マイクロソフト VSS 機能には特定の状況下でデータが破損するバグが見つかっています。
http://support.microsoft.com/kb/2748349
Veeam Backup & Replication(以下、Veeam) では VSS 機能を利用して整合性のあるバックアップ、レプリケーションを行う機能がついているため、このバグが Veeam に対してなにかしらの影響があるのではないかと気になります。
Veeam ONE では仮想インフラの監視に最適化されたアラームが用意されております。下記のそれぞれのインフラにあわせた200以上のアラームに、そのアラームの発生原因から解決方法までを記載したナレッジベースも備えています。
■VMware vSphere
vCenter Servers, clusters, ESX(i) hosts (hardware, connection state, CPU and memory usage), virtual machines (CPU ready time, CPU and memory usage), datastores and “any objects”
Veeam Backup & Replication(以下 Veeam) の斬新な機能、特長を紹介します。
■アーキテクチャ
(1)1つのコンソールで VMware/Hyper-V 2つのハイパーバイザのバックアップ/レプリケーションが可能
Veeam はバックアップとレプリケーションの統合ソリューションです。1種類のライセンスでバックアップとレプリケーション両方の機能が使用可能です。
また、VMware と Hyper-V という異なるハイパーバイザも1つのコンソールでまとめて処理が可能になっております。