2つのストレージサーバにStarWindをインストールすることで、高い可用性を持つストレージクラスタを作成することができます。クラスタノードが同期することにより、格納されたデータの連続的可用性を確保します。
両方のノードはハートビートチャネルによって互いの状態を監視し、アクティブ – アクティブモードで動作します。全ての読み書きは同期チャネルを介して2つのノードの間で同期されます。一方のサーバがダウンした場合、全体のストレージトラフィックはダウンタイムなしで、残りのノードにルーティングされます。フェイルオーバーは、IT管理者のマニュアル操作なしで自動的に行われます。
障害の発生したクラスタノードがオンラインに戻ったときに、StarWind独自の高速同期技術によってデータは同期されます。
簡単な手順としては両StarWindサーバでHA用のディスクを作成し、サーバの同期をとるためのチャネルの指定を行えば作成できます。
StarWind管理コンソールから、2つのノードで “High Availability Device” を作成します。
作成したHAディスクをvSphereに接続し、データストアとして登録すれば片方のStarWindサーバがダウンしても、仮想マシンを継続して運用が可能です。
(注)Starwind SAN & NAS はStarwind VSAN Standard Edition Standalone Typeという製品にリプレースされました。詳しくはお問合せください。
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