Veeam Backup & Replication(Veeam B&R)とVMware Data Recovery(VDR)の機能を比較しました。
①バックアップ時のスケジュール機能
【Veeam B&R】
下記のスケジュール設定が可能です。
1)指定した曜日、時間での処理
例)平日の午前零時にバックアップ
2)指定した月の曜日、時間でのバックアップ
例)偶数月の第四金曜日の23:00にバックアップ
3)指定した間隔でのバックアップ
例)8時間間隔でのバックアップ
4)バックアップ処理をし続ける
【VDR】
1)1日1回のバックアップ
②バックアップデータの格納先
【Veeam B&R】
Veeam B&RをインストールしたPCから接続可能なマシンのハードディスク(SAN、NASも可)
【VDR】
VDRをインストールしたESX内のハードディスク
※外部のディスクにも接続可だが500GBを超えるディスクへの接続は推奨されません。
③処理時に使用するリソース
【Veeam B&R】
Veeam B&RをインストールしたPCのリソースを使用して処理を行います。
※Veeam B&Rインストール用のPCを用意することでESXへのバックアップ処理時の負荷を軽減できます。
【VDR】
VDRをインストールしたESXのリソースを使用して処理を行います。
※ESXの仮想マシンの既存のサービスに影響を与える可能性あり。
④作成可能なJobの数
※Veeam B&R、VDRは処理をJobという単位で数えます。
【Veeam B&R】
制限なし
【VDR】
100個まで
⑤連携可能なvCenter Server数
【Veeam B&R】
制限なし
※下記のような運用が可能です。
vCenter Server(A)の管理下の仮想マシンのバックアップデータを
vCenter Server(B)の管理下のESX上にリストア
※ESXに直接接続して仮想マシンのバックアップも可能です。
【VDR】
接続できるvCenter Serverは一台
⑥仮想マシンのレプリケーション(複製)機能
【Veeam B&R】
仮想マシンのレプリケーション(複製)が可能です。
この機能により素早い障害復旧が可能です。
【VDR】
仮想マシンのレプリケーション(複製)機能はありません。
⑦バックアップ処理失敗時のリトライ処理
【Veeam B&R】
バックアップ処理が何らかの理由により失敗した際には
処理をリトライする設定が可能です。
【VDR】
バックアップ処理が失敗した際に処理のリトライは行いません。
⑧VMware Infrastructure 3のサポート
【Veeam B&R】
ESX 3.xをサポートしています。
【VDR】
ESX 3.xをサポートしていません。
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