VMware対応でのNutanixとのVeeamベスト・プラクティス [Veeam Backup & Replication]


WebスケールのNutanixソリューションとそのデータ・ローカリティー技術はVeeam Backup & Replicationの分散とスケースアウト技術と補完するものです。VeeamとNutanixの組み合わせたソリューションはユーザのRPOとRTO要求に見合うことができるネットワーク効率の優れたバックアップを提供します。

アーキテクチャの柔軟性により100%仮想化のVeeamコンポーネント、または仮想と物理コンポーネントのどちらかの組合せを使用することができます。その共同ソリューションによりユーザ要求と物理資産の効果的な使用に充分にミートできる柔軟性があります。例えばテープ出力が必要な時に、ESXi 5.xではテープ Fibre Channel/SASパススルーをサポートしていないのでユーザのライブラリに接続可能な最低1台の物理サーバが必要になります。
Veeam-nutanix1

仮想化ソリューションでは保護したいデータと同じロケーションにバックアップ・データを保存することは避けるべきです。100%仮想化ソリューションでは最初にセカンダリNutanixクラスタを使用します。クラスタは最低3台のNutanixノードで構成されます。これは仮想化されたVeeam Backup & Replicationサーバが(データ・リポジトリと共に)位置します。利用中のNutanixクラスタに問題があっても、セカンダリ・クラスタには影響されません。バックアップするデータ量とリテンション・ポリシーで、同じNutanixハードウェアを本番クラスタとして使用するかどうかが決まります。例えば、セカンダリ・クラスタ用としてのストレージとして”ヘビー”な6000シリーズ・ハードウェアの使用を考える必要があります。次の図は仮想化したVeeamバックアップ・ソリューションを示しています。

NutanixVeeam2

もしNutanixに詳しくなければ、各ノード(サーバ)でホストで稼働するVM用のすべてのI/Oへサービスを提供するコントローラVMがあります。ノードを追加することで、コントローラをさらに追加するので、パフォーマンスをスケール・アウトできます。通常2つのコントローラしか持っていないレガシーなSANのようにボトルネックになることはありません。上記の図のように3つのコントローラVMが各ノードに1つの割合であります。コントローラ(CVM)の2つは本番クラスタにあり、1つはセカンダリ・クラスタにあります。Nutanixクラスタは最低3つのノードが必要で、2つのクラスタで合計6つのノードが要求されます。

VeeamとNutanixのテストからのフィードバックの結果として二番目のベスト・プラクティスとしてHot-add モード( Virtual Appliance モード)ではなく、「ネットワーク」モードの使用を推奨します。その理由は中規模から大規模のディプロイでは、これが最もバックアップの信頼性があるという結果でした。Nutanix 10Gb NICを使用した時に最大のパフォーマンスを得ることができました。共同のホワイト・ペーパではユーザが使用可能な、確かなソリューションを提供することを目的としています。

NetworkモードはVMkernel管理インターフェイスを経由で各ESXiホストに接続します。3つ目のベスト・プラクティスはESXi管理インターフェースが1Gb NICではなく、10Gb NICを使用することです。次のスクリーンショットがNICコンフィグレーション例を示しています。10GB NICがアクティブで、1GB NICがスタンバイになっています。

Veeam-nutanix3

4つ目のベスト・プラクティスはVeeamレポジトリ・サーバ、PVSCSIコントローラを使用した専用のVMDKの追加を推奨します。PVSCSIコントローラは通常は高IOPS負荷ではよりCPU効率があります。また単一のVMDKが2TBを超える場合がvSphere5.5を推奨します。これは中から大規模環境で必要になる大規模バックアップ・レポジトリを可能とします。

最後にユーザのバックアップするデータが非常に少量で、リストアをできない時です。Nutanixと一緒に Veeam Backup and Replicationを使用している時に特別のプロシージャ無しで、ユーザは幅広いオプションがあります。ユーザはVeeamのvPower NFSテクノロジー、インスタントVMリカバリー、ファイル・レベル・リストア、U-AIRを利用することができます。NutanixはVeeamが提供するすべてのアプリケーション整合オプションをフルにサポートします。ユーザはロジカルな整合手法でExchange, SQL, SharePoint, Active Directory、他のアプリケーションをフルにバックアップすることが可能です。

準備中ホワイトペーパではVeeam社と共同でバックアップのタイプ、OS,Nutanix OSのバージョン等について更なる詳細、推奨を網羅します。

ソース:Derek Seaman’s Blog

関連トピックス