2014/10/6から10/8にかけてVeeamがラスベガスでVeeamONと題して大規模なセミナーを実施しています。このVeeamONに参加しているクライムのテクニカルSEがその内容をブログにして展開していきます。
http://go.veeam.com/veeamon
第2回である本記事では10/7に行われたゼネラルセッションの内容をご紹介いたします。
開会式ではホッピングのパフォーマンスがあり、楽しませてもらいましたがここでは割愛します。
まず初めに以下のようなVeeamの位置づけが紹介されました。
Veeamは現在のデータセンターが抱えるデータ保護のギャップを埋めることを目的としています。
最も大きなギャップとしては、既存のデータ保護ソリューションでは目標とするRTPO(Veeamの造語でRTO:目標復旧時間とRPO:目標復旧世代を合わせたもの)を満たせていないという部分です。
RTPOを1分以内に収めることのできるような高価なデータ保護ソリューションを本当に必要としているアプリケーションやデータは環境のほぼ1パーセントであり、全てにこれを使用することは現実的ではありません。
しかし、従来のバックアップソリューションではRTPOが数時間から数日になってしまいます。
このようなギャップをなくすために、Veeam Availability Suite v8では以下の5つを主軸にしています。
・High-Speed Recovery:高速なリカバリ
・Data Loss Avoidance:データ損失の回避
・Verified Protection:データ保護の検証
・Leveraged Data:データの活用
・Complete Visibility:完全な可視化
そして、それぞれの項目で、事例紹介やデモを交えてVeeamの基本的な機能やVer8の新機能が紹介されました。
機能については弊社サイトやその他のブログでも紹介しているものですが、架空の仮想環境の管理者”ジョン”が様々なトラブルを体験し、それをVeeamで解決していくといったストーリー仕立ての紹介もあり、楽しめるように作られていました。
また、このセッションの最後にはグローバルストラテジーパートナーとなっている、VMware、Microsoft、NettApp、Cisco、hpとVeeamとで対談を行い、ハイパーバイザ、ストレージとの連携も強調され、今後の展開にも期待できるものでした。
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