Veeam Bakup & ReplicationはEnterprise PlusエディションでRESTful APIを使用できます。今回はこのRESTでVeeam Bakup & Replicationのジョブを実行してみました。
事前準備としては、RESTful APIを利用するためにはVeeam Enterprise Managerがインストールされている必要があります。
※ISOイメージ実行時の画面
またインストール時にはREST APIのHTTPとHTTPSのポート、また使用する証明書を指定しています。
今回は操作をわかりやすくするためにChrome アプリのAdvanced REST Clientを使用しました。
まず、ログオンのセッションを作成します。ログオンのセッションを作成するためにsessionMngrに認証情報をPOSTしています。
VeeamのRESTはBasic認証を使用しているため、その情報をヘッダーに指定しています。
ログオンが成功すると、ヘッダーにRestSvcSessionIdが出力されるため、これを以降のリクエストでもヘッダーに使用します。
今回はジョブの一覧を取得し、その中から一つのジョブを実行します。そのためにjobsからGETし、ジョブの一覧を取得します。
オレンジ枠で囲ったWindows(HV) Backupというジョブを実行します。
このジョブのエンティティリソースを取得するためにIDを指定し?format=EntityをGETします。
リソースからジョブの設定情報の他に、各actionの情報も取得できます。
ジョブを実行するので?action=startをPOSTします。
これでジョブは実行できたので、ログアウトします。
ログアウトするには、まず現在のセッション情報をlogonSessionsからGETします。
取得したログオンセッションの情報を元に、このセッションをDELETEします。
これでログアウトも完了です。このようにRESTを用いることでHTTPからVeeamバックアップを簡単に管理することができます。
詳細なリファレンス、下記のリファレンスガイド(英語)をご参照下さい。
http://helpcenter.veeam.com/backup/80/rest/
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