Veeam Backup & Replication Ver3.0の主な機能【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】



データベースの一貫性バックアップ:

Veeam Backup & Replicationは ユーザのバーチャル・マシン内でのアプリケーションの一貫したバックアップを確実にするためにWindows Volume Shadow Copy Service (VSS) 機能を活用します。他社が制限したVSSサポートを利用しているのとは違って、VeeamはVSSサポートのほとんど完全な実装を提供することでユーザに対してVSS利用可能なアプリケーション(Active Directory,Exchange等)のバックアップ作成を提供します。Veeam Backup & Replication Ver3.0からWindows 2008を含むVSS対応のWindows OSバージョンをサポートします。

データの重複排除(de-duplication)でストーレージ・コストの削減:

複数のバーチャル・マシンのバックアップを実行するとき、Veeam Backup & Replicationはバックアップ・ファイル内の似たブロックを重複排除します。重複排除はユーザが1つのテンプレートから作成した複数のバーチャル・マシンをバックアップした時や、プリ・アロケートしたロジカル・デバイス上でのギガ・バイトのフリースペースでのVMで優れた結果を提供します。データの重複排除はバックアップに要求されるディスク・スペースを削減でき、結果として大きなコスト削減をもたらします。Veeam Backup & Replication 3.0はまたハードウェア重複排除を使用してストーレージ装置の互換性モードを提供します。

合成バックアップでの高速バックアップとリストアー:

Veeam Backup & Replicationは合成バックアップ技術を使用して、フルバックアップは一度だけで、すべてのそれに続く稼動で変更のみバックアップします。各合成バックアップ中に、ソフトウェアは最新ステージまでの最後のフル・イメージを再ビルドし、使われた変更データをリストアするために逆インクリメントを計算します。これによりユーザは最新のステージへのVMイメージの高速なリストアが可能になり、逆インクリメントはソフトウェアの障害時にどの時点での回復を可能にさせます。

レプリカ・ロールバック:

Veeam Backup & Replicationで作成されたバックアップとレプリカは特定時点で簡単にリストアが可能です。これはハードとソフトの両方での障害からユーザのインフラを保護します。(例:ウィルスのような場合)

VMware Consolidated Backup (VCB)の統合:

最小のバックアップ・ウィンドウを達成するためにVeeam Backup & ReplicationはVMwareスナップショットを活用し、オプションとしてVCBフレームワークで統合します。このVCB高速技術を使用することにより、Veeam Backup & Replicationはバックアップ中にVCBプロキシー上でVMイメージをストアーする必要はなき、追加のVCBプロキシー・ディスク・スペースの必要がなく、直接にターゲットに高速・バックアップが可能です。Veeam Backup & Replicationは通常サポートされていないVCBからの差分バックアップをサポートします。

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