Veeam Backup & Replication Ver9.5 Update3がリリースされました!
これはマイナーバージョンアップですが、v10で実装予定であった新機能などもいくつか先行して実装されます。
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別ソリューションとして展開されていたクラウド/物理マシンのバックアップソリューションである、Veeam Agent for Microsoft Windows/LinuxをVeeam Backup & Replicationから管理できるようになる新機能です。いままでも一部連携はありましたが、この新機能によりVeeam Backup & Replicationから各マシンにVeeam Agentを実装、ジョブを構成するなど完全な統合管理を提供します。
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ストレージ統合機能のサポート追加
IBM Storewiz/SVC(Lenovo製品も含む)でVeeam Explorer for Storage SnapshotsやBackup from Storage Snapshots機能を利用可能になります。
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Microsoft Windows/SQL Serverの新バージョン対応
Windows 10 Fall Creators Update、Windows Server 2016 1607 、SQL Server 2017をサポートします。
- VMware vCloud 9.0サポート
- Veeam Cloud Connect機能追加
この機能追加でメインのものは、やはりVeeam Agent統合です。統合でできるようになったこととしては主に以下の2つです。
・Veeam B&Rコンソールにバックアップ対象マシンを登録し、Agentの管理が可能
・Veeam B&Rコンソールでバックアップの管理、実行、リストアが可能
これにより、各物理マシンにエージェントを手動で配置しなくとも、Veeamに物理マシンを登録するだけで簡単にバックアップを構成できるようになります。いままでは仮想環境に特化していましたが、仮想環境も物理環境もVeeam B&Rによるデータ保護が可能になり、オンプレ環境をまとめて単一のコンソールから簡単に保護できます。
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