スナップショット有り仮想マシンをバックアップすると、
「スナップショットがある状態でchanged block trackingが有効になっている」
というWarningメッセージが表示されます。(赤枠内)
CBT(changed block tracking)機能とは、2度目以降のBackup、Replication時に
処理を高速にする機能で、VMwareの使用している機能です。
変更された情報をブロック単位で記録し、job実行時には、変更されたブロックのみ
対象に処理を行うので無駄がなくなります。
但し、この機能はスナップショットがある状態では使用できません。
スナップショットを削除して再度バックアップを実行することで
Warningは発生しなくなり、2度目以降にCBT機能が発揮され処理時間が短縮されます。
スナップショットの代わりにバックアップやレプリケーションを使用することができれば、
この方法の利用をおすすめします。
しかし、どうしてもスナップショットを利用する必要があり、
またWarningでは困る場合はCBT機能を無効にすることで対応します。
CBT機能を無効にする設定方法は
・Job作成時のBackupDestination画面にて赤枠部分をクリック
・vSphereタブにあるCBT設定のチェックを外す。
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