Veeam Backup & Replication(※以下 Veeam)はWindows Power shellを使用してコマンドからJobの実行が可能です。今回は外部のマシンからVeeamインストールマシンにPowershellのコマンドを使用してりモート接続してJobを操作する方法を紹介します。
■下記の手順でのJobの実行方法を紹介します。
1)Powershellのコマンドを使用して外部マシンからVeeamのJobを実行
2)Powershellのスクリプトを使用して外部マシンからVeeamのJobを実行
■前提条件
VeeamインストールマシンにVeeam Powershellがインストールされている必要があります。※Veeamインストール時に追加でインストールします。
1)Veeamインストールマシン側でBackup Jobを作成します。
2)外部マシンから下記のコマンドを実行してVeeamインストールマシンに接続します。
Enter-PSSession ‘リモート先のIPアドレス’ -Credential:’リモート先のユーザー名’
4)下記のコマンドを実行するとVeeamのJobが起動します。
Add-PSSnapin VeeamPSSnapin
※VeeamのPowershellに接続しています。
$job=get-VBRJob | where {$_.Name -eq “Backup Job 1″}
※変数$jobに実行したいJob名を指定します。
Start-VBRJob -Job $job
※指定したJobを実行します。
2)Powershellのスクリプトを使用して外部マシンからVeeamのJobを実行
1)Veeamインストールマシン側でBackup Jobを作成します。
2)Veeamインストールマシン側でVeeamのJobを起動するPowershellのスクリプトを作成します。
※上記で紹介したコマンドでVeeamのJobを実行するPowershellのスクリプトを作成します。
3)外部マシン内でVeeamインストールマシンに接続するPowershellのスクリプトを作成します。
※Enter-PSSession ‘リモート先のIPアドレス’ -Credential:’リモート先のユーザー名’
4)外部マシン側で3)で作成したPowershellのスクリプトを実行します。
5)接続先のVeeamインストールマシンのパスワードを入力します。
6)Veeamインストールマシンに接続後に2)で作成したPowerSehellのスクリプトを実行します。
関連トピックス
- Powershellを使用したコマンドでのレプリカVMの起動方法【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- Veeamインストールマシンから接続しているvCenter間での管理ホストの移動について【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- インストールマシンのディスクスペースについて【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- ESX接続時の時間設定のエラーについて【VMWare専用 管理・監視ソフト Veeam Monitor】
- サーバーコネクション手順【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- 閉じたネットワーク環境でも! ZertoでAWSレプリケーション
- Veeam Backup Enterprise Managerについて【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- Initial Replication機能について【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- 8.5で新しくなったZerto PowerShell Cmdlets
- [関連記事まとめ]Veeamポータルサイト・ライセンス【Veeam Software】