Veeam Backup & Replication Version 6より追加された「Failback」機能を紹介します。
「Failback」機能を利用することで本番環境が復旧してレプリケーション元の仮想マシンが使用可能になった際に仮想マシンのレプリカのデータをレプリケーション元の仮想マシンに反映が可能です。
●レプリケーション元のVMへのフェールバック(Failback to the original VM)
レプリケーション元VMが何も変更されずに復元された場合に使用します。
レプリカVMとの差分をレプリケーション元VMへ反映します。
●別の場所に復元されたレプリケーション元のVMへのフェールバック(Failback to the original VM restored in a different location)
レプリケーション元のVMが元のエリアとは異なるエリアにリストアした場合に使用します。
レプリカVMとの差分をレプリケーション元VMへ反映します。
●指定したホスト上にレプリカVMの内容を反映したVMを作成(Failback to the specified location)
レプリケーション元のVMが利用不能の場合に使用します。
レプリカVMのデータ元に新規で仮想マシンを構築します。
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