Veeam Backup & Replication Version 6のリリースが開始【VMWare/Hyper-V対応 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】


Veeam Backup & Replication Version 6がリリースされました。Version 6で追加された主な新機能を紹介します。

【新機能】

1)マイクロソフトのHyper-Vサポートの追加

・Hyper-V上の仮想マシンのバックアップ・レプリケーションのサポート

・高度な圧縮と多重排除機能を標準実装
・Hyper-V対応のCBT(Change Block Tracking)機能開発

2)大規模環境へのスケーラビリティ
・代理(プロキシ)サーバーを利用してのリソースの負荷分散機能の追加

V6以前: Backup Serverのみ
V6から: Backup Server + Proxy Server
ESXiへのレプリケーションをさらに改善
WAN経由のバックアップが可能 (例:クラウド・ベースのバックアップ)

3)レプリケーション機能アップ

・処理の高速化
・斬新な分散アーキテクチャを利用
・書込み実行にVADPのホット・アド・モードを使用
・リストアのスピードアップ化
・フェイルオーバー(Veeamで作成した仮想マシンの起動)とフェイル・バック(Veeamで作成した仮想マシンの停止)の改善

4)1クリック・ファイル・リストア

・バックアップファイルの検索結果画面から1クリックで直接ファイルをリストア

5)VMware対応のVMマイグレーション

・複数のVMマイグレーションが可能
– ホスト・ホスト間、データストア・データストア間、ホスト・データストア間

ホスト・データストア間でのVMマイグレーション例:

6)バックアップ元の仮想マシンへの上書きリストア
・バックアップ元の仮想マシンへの上書きリストア

バックアップデータからのリストア時に
バックアップ元の仮想マシンのデータを上書いてリストアが可能
【Veeam Backup & Replication Version 5でのバックアップデータからのリストア】
Veeamから接続しているホストに対してバックアップデータから新規で仮想マシンを作成
※他にもファイル単位、オブジェクトレベル(DBのレコード、ユーザー、メール)のリストアが可能

【Veeam Backup & Replication Version 6でのバックアップデータからのリストア】
Veeamから接続しているバックアップ元の仮想マシンへリストア(既存のマシンへの上書き)
※バージョン 5で可能な新規のマシンとしてのリストア、ファイル単位、オブジェクトレベルのリストアも可能

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