弊社では、VMware・Hyper-Vの仮想環境に特化したモニタリングツールであるVeeam ONEを販売・サポートしております。
前回はインストールの画面を紹介いたしましたが、今回は実際の監視開始までの手順をご紹介いたします。
前回の記事の最後にあった、インストール直後のまっさらな画面のスクリーンショットを再掲します。
ここから仮想環境を監視するにはどのようにしたらいいのでしょうか?
当然、それを行う設定が必要になります。これは画面上部のメニューバーから可能です。
下の赤枠で囲った、「Add Server」のアイコンから設定を行ってください。
ちなみに、ここに並ぶアイコンの意味は以下の通りとなっています。他のアイコン、特にレポートや通知設定は次回以降の記事で説明いたします。
Add Serverを開くと、次のウィンドウが開きます。
監視対象となるサーバの一覧が出てきます。
Veeam ONEはVMwareのvCenter Server・ESX・vCloud Director、MicrosoftのSCVMM・Hyper-V Cluster・Hyper-V Standaloneといった仮想環境や、姉妹製品の仮想環境専用のバックアップ・レプリケーションツールであるVeeam Backup & Replicationの状況も監視できます。
ここでは「VMware server」を選択します。
ウィザードが開き、対象のサーバのDNS名またはIPアドレスをたずねられます。また、サーバのタイプも選択します。
ここでは「vCenter Server」を選択します。
次に認証情報を入力します。vCenter Serverの認証ポートを変更している場合は443(HTTPS)から変更してください。
概要が表示され、Finishを押すと登録が始まります。少々時間がかかることもございますが、そのままお待ちください。
登録直後はデータ収集を行っているため、次のようにまっさらな状態です。
ですが、情報が集まりますと、以下のようにグラフやアラームが表示されるようになります。
収集開始時点からのデータを分析し、デフォルトで登録されている基準に該当すれば、エラーやワーニングの発生を知らせてくれます。
VMware側のイベントやタスクも収集し、表示します。
Veeam ONEのメイン画面は、以下のような区画分けになっています。
適宜タブを切り替え、必要な情報を閲覧することが可能です。
次回はVeeam ONE Monitorで実際に仮想環境の状況がどのように表示されるかについて紹介いたします。
Veeam ONEで仮想環境の理想的な監視を行う:その4 [Veeam ONE Monitorの画面]
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