リソースの割り当てが不足/過剰な仮想マシンの見つけ方 [ Veeam ONE ]


仮想環境を無駄なく使えていますか?

仮想環境の導入は、物理リソースを効率よく使えるようになることがメリットの一つです。

しかし、仮想マシンへのリソース割り当てが不適切だとリソースの無駄が発生し、そのメリットも半減してしまいます。

この記事では、リソースの割り当てが不足、または過剰な仮想マシンを見つける方法について紹介します。

これらリソースの割り当てが不適切な仮想マシンを見つけるのに役立つのがVeeam ONEです。

Veeam ONEに用意された多数の便利なレポートテンプレートを使用します。
Veeam ONEは仮想環境(VMware/Hyper-V)の監視、レポート生成ツールです。仮想環境のデータ保護ツールVeeam Backup & Replicationの姉妹製品となります。

 

~リソースの割り当てが不足している仮想マシンを見つける~

Undersized VMsレポートでは、いくつかのパラメーターを指定することで、一定期間内のCPUやメモリーの使用状況を分析し、しきい値を超えた場合に、CPUやメモリーが過剰に使用されている仮想マシンとして検出します。

パラメーター例:

  • 分析する範囲(vCenter、クラスター、ESXi)
  • 分析する期間(日、週、月)
  • CPU、メモリーのしきい値

サンプルレポート:Climb_Undersized_VMs

下図はメモリーリソースが過剰に使用されている仮想マシンの一覧です。

例えば、vCloud Director2.5GBのメモリーを割り当てられていますが、平均使用率が99.76%となっており、常にメモリーがほぼ最大まで使用されている状況です。そのため、Veeam ONEは最低でも3.2GB以上のメモリーを割り当てることを推奨しています。


 

~リソースの割り当てが過剰な仮想マシンを見つける~

Oversized VMsレポートでは、いくつかのパラメーターを指定することで、一定期間内のCPUやメモリーの使用状況を分析し、CPUやメモリーが十分に活用されていない仮想マシンを検出します。

パラメーター例:

  • 分析する範囲(vCenter、クラスター、ESXi)
  • 分析する期間(日、週、月)
  • 表示するVM数(上位N台)

サンプルレポート:Climb_Oversized_VMs

下図はCPUリソースが十分に活用されていない仮想マシンの一覧です。

例えば、DB_Oracle11gR24 vCPUが割り当てられていますが、平均使用率が2%となっており、ピーク時でも2%しか使用されていません。そのため、Veeam ONEは1 vCPUを割り当てれば十分と判断しており、3 vCPUが再利用可能です。


 

~まとめ~

このように、Veeam ONEのレポートを活用することで、リソースの割り当てが過剰/不足な仮想マシンを見つけることができます。また、分析したデータから割り当てるべきリソースを推奨事項としてアドバイスしてくれるので、より適切にリソースを割り当てることができるようになります。

レポートの生成、配信、アラート機能によるリアルタイム監視が行えるVeeam ONEには30日間の評価版もございます。お問合せはこちら

 

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