レプリケーションを行いたいVMを、直接ターゲットサイト側に転送しておいたほうが、レプリケーションの処理を簡潔に早くおこなうことができます。Zertoでこの方法を行う場合、対象VMのボリュームを外部メディアにコピーし、ターゲットサイトのリモートデータストアに追加します。その後、レプリケーションボリュームの「Preseed」として選択することで実現が可能です。
また、レプリケーションサイトに以前から存在する対象VMのボリュームも選択することができます。レプリケーションの初期に行われる完全同期の代わりに、デルタシンク(差分同期)の処理がこの時点で実行され、初期コピーと「Preseed」で選択されたボリュームを比較し、変更部分を同期します。
VPGを再作成する際、初期同期を再度行う手間を省くため、事前にこのPreseed設定を行った方が良い場合があります。
効果的なケース:
対象VMのボリュームが大きすぎてWAN経由で送信できない場合、初期同期の際にかかる時間を短縮したい場合などに効果的です。
この機能の詳細については下記のサイトから「ZertoのPreseed機能」と明記してお問い合わせください。
https://www.climb.co.jp/soft/contact/contact.php
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