引き続き、vSphere、Hyper-V、Azure、AWSと異種プラットフォーム間でのレプリケーションを提供するZerto Virtual Replicationの開発元Zertoがボストンにて行っているイベントZertoCONの情報を展開いたします。
本日は“7”が発表された製品自体に関する詳細情報が展開されました。まず、“7”リリースの前に2018年のQ3に“6.5”のリリースを予定しています。このリリースでは主に、要望の多かった以下のような機能追加などが実施されます。
- Azure ManagedとPremiumストレージ対応
- 個別VMのリカバリ機能追加(VPG単位でなく
- クラウドのスケーラビリティ改善
- クラウド対応のコントロールポータル
- AnalyticsのCSPカスタマー対応
このリリース後、2019年のQ1に“7”を予定しているとのことです。Zertoはこの“7”で新しいバックアップを提供し、ゲームチェンジャーを目指しています。音楽テープやCDをスナップショットベースのバックアップに例え、Zertoが新たに提供するジャーナルベースのバックアップが、音楽配信ストリーミングサービスのように代わって行くと述べています。
この機能により、数秒から数年までのチェックポイントを合わせて提供し、災害時などにおけるデータ損失を最小にする数秒前への復旧とコンプライアンスを両立させることができます。
また、短期、長期、どちらのチェックポイントからも柔軟な復旧を行えるようにインテリジェントなインデックスと検索機能も実装し、本当に必要なタイミングで、任意の復旧(アプリ、サイト、VM、ファイル)を簡単に実施できるようになります。
さらにアーキテクチャの強化により、スケールアウト性はもちろんのこと、増分、合成、フルコピーやジャーナル保持の管理機能も提供予定です。
この保存先として、NFSやSMB、S3などのオブジェクトストレージに加えて、HPE StoreOnce Catalyst API統合も挙げられていました。
“7”以降の方針としては、具体的なタイムラインは決定していませんが、物理アプリケーションやコンテナ、クラウドネイティブのアプリケーションへの対応を予定しているとのことです。
余談ですが、無事Specialist認定を取得できました。Zerto+Azureの構成やAPIでの自動化などでお悩みの方は是非クライムまでお問合せください。
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