1台以上のvCenter本番サーバを持つ多くのVMware管理者はvCenterのディプロイを物理環境のままにすることを選択しています。専用のvCenterサーバにすることで100%の仮想化に不安、不信を持つユーザをなだめているようです。管理者のなかには大規模なデータセンタで多くのホストを管理するには物理環境の方が安定していて、管理が簡単と考えているようです。
他にも2-3台のESX/ESXiホストでは仮想化したvCenterを推奨しています。またその他にもVM上のvCenterサーバは応答時間が早いという指摘もあります。VMwareのエンジニアはVMware vSphere 4.1上でSQL Serverベースの vCenterデータベースを仮想化し、それからネイティブと仮想化環境でワークロード・アクティブをモデル化してパフォーマンス測定基準を比較してみました。仮想環境での実行時間の方がネイティブ環境に比較して頻繁に早いという結果でした。
また仮想化vCenter機能では物理サーバの購入と保守が必要なく、さらにホット-クローン・レプリケーション、スナップショット・バックアップなどのメリットを上げるエンジニアもいます。一方VMとしてのvCenterの複雑性を上げる人もいます。それはインフラ・フェイル事故後のVMの位置決定の困難性、vShieldとの接続問題の可能性など。
実際の議論ではvCenterを仮想化すべきかどうかの問題に対する正確な回答はありません。VMwareはVMでも物理サーバでもどちらにインストールされたvCenterをサポートします。それぞれのディプロイに対する長所/短所はそれぞれのユーザのデータセンターの構成とVMware製品構成に依存します。他の管理者がどのように選択しているかを調査することが必要です。
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