Workstation9上でWindows Server 2012のHyper-Vを実行するためには前準備が必要です。
まず仮想マシン構成ファイルに下記2行を追加します。
hypervisor.cpuid.v0 = “FALSE”
mce.enable = “TRUE”
Windows Server 2008 R2では「hypervisor.cpuid.v0 = “FALSE”」のみでOKでしたが、Windows Server2012では「mce.enable = “TRUE”」も必要です。
Workstationの仮想マシン設定画面では、例の通り「Intel VT-x/EPTまたはAMD-V/RVIを仮想化」にチェックを入れておきます。
以上2点を準備しておかないとHyper-Vインストールを行えません。
前準備が整ったらWindows Server 2012を起動し、サーバーマネージャーから「役割と機能の追加」を選択します。
「サーバープールからサーバーを選択」にチェック入れ、対象のサーバー(ここでは自身のローカルサーバー)を選択します。
必要な機能の追加画面確認画面が表示されるので「機能の追加」をクリックします。
「Hyper-V」にチェックが入っていることを確認して次に進めます。
仮想マシンからネットワークを使用するために、ネットワークアダプターを選択して仮想スイッチを作成します。
ライブマイグレーションを使用する場合はチェックを入れます。Windows Server 2012 のHyper-V 2012ではクラスタ環境外でもライブマイグレーションが利用可能になっています。
「インストール」をクリックするとインストールが始まります。「必要に応じて対象サーバーを自動的に再起動する」にチェックを入れると再起動が自動で行われますが、チェックを入れない場合も後で手動での再起動が必要です。
再起動後、インストール完了画面が表示されたら「閉じる」をクリックします。
スタートメニューにある「Hyper-Vマネージャー」をクリックします。
Hyper-Vマネージャーが起動するので「サーバーに接続」をクリックします。
Hyper-Vに接続され、仮想マシンの作成等が行えるようになります。
以上でWindows Server 2012上でのHyper-Vのインストールは完了です。
関連トピックス:
- Workstation9上のWindows 8でHyper-V 2012をインストール
- Windows 8 & Windows Server 2012 のHyper-Vで仮想マシンを作成・インストール
- ESX再インストール時の注意点【仮想化プラットホーム VMware vSphere】
- vSphere CLI インストールについて【仮想化プラットホーム VMware vSphere】
- VMCI機能【仮想化プラットホーム VMware vSphere】
- 仮想化のディザスタリ・リカバリ・プランに関するエッセンシャル・チェックリスト(プレゼンテーション)
- Workstation8上のESX(i)上で64bitOSがインストールできない場合の対処法
- vSphere5やWorkstation8のVMでHyper-Vを使用する場合の注意点