VirtualBox とVHDによるWindows Server Technical Preview のインストール


MicrosoftがWindows 10およびWindows Server のTechnical Preview を公開しました。Windows 10 は ISO のみですが、Windows Server には ISO の他に VHD も公開しています。今回はVHDを使用したインストールを行います。また通常は Hyper-V にインポートするところを仮想化ソフトとして VirtualBox を利用します。

Windows Server Technical Preview のダウンロードはこちらから。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/dn781243.aspx

VirtualBoxダウンロードはこちらから。11月21日現在の最新は 4.3.20 です。
https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

VirtualBox の特徴の一つに多様な仮想ディスクのフォーマットへの対応があります。
VirtualBox の仮想ディスク・フォーマットである VDI の他に、VMDK,VHDなども利用可能です。

新規仮想マシンを作成します。
構成が近いと考えられる Windows 2012 (64bit) をバージョンで指定します。

メモリーなどはデフォルトで進めていきます。

あとからVHDファイルを指定するため、このステップでは仮想ハードドライブを追加しません。

警告が出ますが続けます。

ストレージがCD/DVDのみの仮想マシンが作成されます。

今作成した仮想マシンの情報はデフォルトの仮想マシンフォルダーに仮想マシン名のディレクトリーに保存されます。
デフォルトの仮想マシンフォルダーを [ファイル]>[環境設定…] で確認します。

現在の仮想マシンフォルダーは C:\VBox の設定なので、エクスプローラーで確認します。
この時点では2つのファイルが Windows Server TP には存在しています。

このディレクトリーにダウンロードした Windows Server Technical Preview の VHD ファイルをコピーします。

コピーが完了しました。

次にコピーした VHD ファイルを仮想マシンのハードディスクとして追加します。
[仮想マシン]>[設定] で仮想マシンの設定画面を表示します。
左のカテゴリーから[ストレージ]をクリックします。
コントローラー: SATA をクリックします。
右側の+(ハードディスク の追加) をクリックします。

既存のディスクを選択します。

ファイル選択のダイアログで先ほどコピーしたVHDファイルを指定して、開きます。

ディスクが構成に組み込まれました。

VHDを選択して、属性を見てみます。

40GBのThin Provisioning のストレージでした。
OKを押して設定を保存します。

あとは仮想マシンを起動して、指示に従ってインストールを行います。
VHD によるインストールの場合には、プロダクトキーの入力が求められるので Technical Preview のダウンロードページの記載をメモすることを忘れずに。

それでは Technical Preview を起動して評価を始めましょう。

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