VMware vSphereパフォーマンス改善のためのトップ・テクニック

vSphereパフォーマンス改善は不要な仮想マシン制限を削除すると同様に簡単であり、ストレージLUN(logical unit number)へのキューを再構成するのと同じくらい複雑になったりします。

これはVMwareのシニア・エンジニアが米国のVMUGで説明した内容の要約の翻訳版です。

1.アフィニティ ルール設定は避ける。VMware vSphereは利用可能なサーバに対する仮想マシンのアサインでベストなコースを選択します。アフィニティ ルールはサーバ問題へのテストとトラブルシュートには最適とされています。

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VMwareリンクド・クローン

リンクド・クローンはどのようなケースで使用するのか?ユーザが仮想ラボ環境やVDI(Virtual desktop infrastructure)を展開している場合。そのためにWindows7かWindows8を作成します。それらにはエンドユーザが必要なゲストOSとすべてのアプリケーションが含まれます。準備ができた時点で約20GBになるでしょう。500人のエンドユーザでは20GBの仮想ディスクは500倍でクローンされ、合計は10TBになります。しかし500人が25GBが必要になった時はどうでしょうか?

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vCenter機能を超えたvCloud Director(vCD)のIT機能での5つのユーザ・ケース例

1. パワーユーザと開発者

vCDを導入することで、組織(グループ)管理者とそれに指定されたエンドユーザに対してWebベースのインターフェイスを使用して実際の物理データセンターのように、oVDC(organizational virtual data center)の管理権限を与えます。セルフサービスで新規仮想マシン(VM)、アプリケーション(vApps)のプロビジョン、アプリケーション・カタログに新規アプリケーション(vAppsの形式で)の追加、新規仮想ネットワークの作成と新規ユーザとロールの追加を行うことができます。

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VMwareでスナップショットを失敗するケース(まとめ)

スナップショットはとても便利な機能であり、バックアップや一時的な検証など様々な利用のされ方をしています(スナップショットの仕組みについて)。しかし、ディスクの設定や構成によっては、スナップショット機能を利用できない場合があります。
今までもいくつかの記事でご紹介していますが、今回は失敗するケースについてまとめて、ご紹介いたします。

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vSphere5.1上に仮想マシンでvSphere5.1を構築するには

vSphere5.1上に仮想マシンとしてvSphere5.1をさらに構築したい場合、vSphere5.1で仮想環境上でのハードウェア仮想化機能を有効にする必要があります。

以前の記事でvSphere5.0上にHyper-Vを構築する方法をご紹介しました。
vSphere5 の VM に Hyper-V をインストールする場合の注意点

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VMパフォーマンス・ボトルネックを引き起こすリスース競合と主要な原因

ハードウェア・リソース競合:
ハードウェア・リソース競合ではVMパフォーマンス問題の大部分を突き止めることができます。サーバ仮想化の背後にある基本的な考え方は、複数の仮想マシン間で共有できるリソースのプールとして、ホストサーバの物理ハードウェアを取り扱っていることです。VMはそれらのリソースのために競合し、パフォーマンス問題は薄く延ばし過ぎたリソースに起因します。

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2013年SMB(中小中堅企業)における仮想化データ保護報告書

veeam
Veeam社はSMB(中小中堅企業)における仮想化データ保護報告書を発刊しました。報告書は米仏独英の4か国の500社のSMBに対して行われ、SMBのデータ保護、バックアップとレプリケーション方策におけるインパクトを検証しています。

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VMware環境とHyper-V環境をまとめて管理できるVMware vCenter Multi-Hypervisor Manager

VMware vCenter Multi-Hypervisor Managerを導入することでHyper-Vホストも管理することが可能です。
これによりvSphere Client 上からHyper-V仮想マシンの作成、パワーオン、シャットダウン、サスペンド、編集が可能になります。また、Multi-Hypervisor ManagerにVMware vCenter Converter Standaloneを登録しておくことでvSphere Client からHyper-V仮想マシンをVMware仮想マシンに変換することが可能です。

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Hyper-Vバックアップについて重要な4つの要素

Hyper-Vのバックアップは比較的簡単ですが、管理者が確認すべき重要な項目は少なくても4つあります。バックアップ作成時にはそれらは明らかではありませんが、作成したバックアップでのリストアの妨げになる可能性があります。

1.仮想ハードディスクより仮想マシンが重要です。

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VMwareのスナップショット作成・削除処理の仕組み

・スナップショットの作成
仮想マシンのディスクは、通常「マシン名_flat.vmdk」というファイルに保存されており、仮想マシンに変更が加えられると直接、読み書きを行います。今回はわかりやすいように、「明日は晴れです」という文の一文字、一文字が一つのブロックとして、ディスクに書き込まれているものとして扱います。

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Windows Active DirectoryグループでのvSphere管理権限のコントロール

Windows Active Directory(AD)の作成とvSphereを使用し、仮想インフラストラクチャを管理できるユーザーを制御するためのグループ方法について説明します。

vSphere管理に管理者アカウントを利用するメリットには管理者責任、認証、権限付与の便利性があります。

vSphere administration用と使用するWindows ADの作成
Windows Active Directoryはネットワークにおける認証情報(ユーザ名とパスワード)用の単一なレポジトリのようなものです。VMwareで他の認証情報レポジトリを作成せず、Windows ADを利用したい時、VMwareは簡単にADとVMwareを連携させることができます。

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スローなVMwareスナップショットの回避と修正手法

VMwareのスナップショットは時々遅くなり、それが仮想マシンのパフォーマンスに影響します。スローなVMwareスナップショットを防いだり、修正したりすることは可能です。もしうまく行かなくても、スナップショットを避ける方法もあります。

スローなスナップショットをを解決するために何はユーザのスナップショット処理を遅れさせているのかを見つけ出す必要があります。仮想マシン(VM)はビジーかどうか?ストレージは加重負担を強いられているか?インフラ環境内で何がスナップショット問題を起こしていないか?

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仮想化サーバに対する事業継続性(BCP)とディザスタリ・リカバリーのチェックリスト

1. 事業継続管理:
事業継続のテーマは不慮の事故による業務停止の予防にあります。そして事業継続リスクの種類は次の4種類に分類されます。



1.1. 事業継続管理の取り組み方:
その不慮の事故に対応する事業継続管理は3つのステップで考えていきます。

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vSphere vMotion は一度にVMをいくつ移動可能か? それ以外の制限について

VMware vMotionは互換性のあるCPUを使用するサーバ間のみ使用することができます。vMotion Enhanced Compatibilityで新旧サーバCPUは同じ言語を使用することができますが、仮想マシン(VM)はIntel CPUを使用しているサーバからAMD CPUへvMotionでマイグレイトはできません。

ネットワーク・コンフィグレーションはvMotionの成功・不成功に大きな役割をします。例えばvSphere 5.1のVMware拡張ネットワーク・監視と最適化オプションで、管理者はスイッチでのミス・コンフィグレーションでのネットワーク問題をさらに簡単に解決することができ、vMotionでのネットワークを順調に保つことができます。vSphere vMotionはラウンドトリップ・ネットワーク遅延が5ミリ秒以下の場合のみ稼働します。このネットワーク遅延要件が厳しすぎることが判明した場合、管理者はvSphere Enterprise Plusエディションでの遅延を感知するMetro vMotion機能を利用して、ラウンドトリップ・ネットワーク遅延制限を10ミリ秒に倍増することができます。

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VMパケット損失のトラブルシュートのためのVMwareネットワーク設定調整

バースト性ネットワーク・トラフィック・パターンでのVM(仮想マシン)では大きなパケット損失(ロス)が起こる可能性があり、VMのネットワーク設定内で修正を必要とする可能性があります。最初にVMが使用している仮想ネットワーク・カードのVMXNET3を検証します。Linuxホストでこのような場合、大容量データ・ファイルが高帯域幅のネットワークを介して送信され、そして特定のある状態で高いパケット損失が起こります。送受信チェックサムを無効にすることによって、状況を修正します。これらのチェックサムが正常に誤ったパケットを締め出すようにするには、リスクを追加します。通常のイーサネット・カードのエラーは百万分の一以下で、リスクレベルは低いです。

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