VMwareのTech Support Modeを使用した高度なESXiトラブルシュート

VMwareの Tech Support Modeにはトラブルシュート時に役に立つVMware専用のコマンドがあります。

● vmkvsitools:ホストとESXiプロセスの詳細な情報を取得できるマスタ・コマンド

vmkvsitoolsマスタ・コマンドへアーギュメントを追加することで、ESXiホストについての詳細なデータへドリルダウンすることができます。利用可能なコマンドは/binディレクトリ内からvmkvsitoolsを起動させます。

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ESXiコンソール テック・サポート・モード(tech support mode)

もしVMware vSphereクライアントでは充分でない時、ホストのESXiコンソールとテック・サポート・モード(tech support mode)が手助けになります。

VMware管理者はvSphereクライアントではできないホスト・ネットワーク・管理、ブート・パラメータの変更、特定のディレクトリ内のディスク・スペース確認などのパフォーマンス管理タスクを実行することができます。

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VMware vCenter Operations(仮想環境のシステムの健全性の監視ソフト)の導入手法

VMware vCenter Operationsは接続した仮想環境のデータを抽出して、パフォーマンスやキャパシティ等の観点からリソースの使用状況を解析、その結果をブラウザ上にグラフィカルに表示します。解析した結果はvCenter、データセンター、クラスター、vSphrere、仮想マシン単位で表示することが可能です。状態を色で分けて一目で確認できるようになっています。各表示結果をクリックすることで詳細な情報をドリルダウンで表示します。

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VMware Guided Consolidation(物理マシンを分析して適切な仮想環境に配置するソフト)の紹介

VMwareでは仮想環境のリソースの管理を行うソフトを多く提供しています。現在のリソースを把握しておくことでvSphereホスト、仮想マシンの追加、運用を効率よく行うことができます。

VMwareにはVMware vCenter CapacityIQ、VMware Guided Consolidationといった仮想環境のリソースの使用状況の監視、予測ソフトがあります。今回VMware Guided Consolidationを紹介します。vCenter Guided Consolidationとは物理マシンを分析して適切な仮想環境に配置するソフトです。※VMware Guided ConsolidationはVMware vCenterのインストーラーの中に含まれております。

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VMware DRS(仮想環境のリソースの自動最適化)機能の紹介

VMWareではDRS「VMware Distributed Resource Scheduler」を使用して仮想環境の負荷状況により自動的にvMotion(仮想マシンの所属するホストを変更)を実行して各vSphereホストの負荷を均等に保つことが可能です。

■処理イメージ図
※VMWareではDRSを使用するにはvSphereホストはクラスタ(複数のvSphereホストのグループ化)構成である必要があります。

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VMware AppSpeed、Capacity IQの概要紹介

VMware AppSpeedはアプリケーションのパフォーマンスを監視するソフトです。VMware Capacity IQは仮想環境のリソースの使用状況を監視するソフトです。VMwareのAppSpeed、Capacity IQ共にOVFテンプレートとして提供されておりVMware社のサイトから評価版を無料でダウンロード可能です。このOVFテンプレートを仮想環境にデプロイすることで使用可能です。

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vSphereのリソース監視コマンドの紹介

1)esxtopコマンドについて

「esxtop」コマンドは、特定のvSphereのリソース使用率を示しています。※日常の継続的なリソース監視というよりは調査目的で使用されるコマンドです。esxtopはパラメータを指定して実行することで確認したい項目のみの表示が可能です。

■実行例

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VMware Power CLIのコマンドサンプル紹介

VMwareのPower CLIを使用することでユーザーは仮想環境の構築、運用をコマンドから行うことができます。VMware Power CLI はWinodws Power Shellをベースに作成されています。Power Shellは400以上のコマンドがあるとされていますが、Power CLIは600以上あります。

【前提条件】
・コマンドを実行するPCにvSphere CLIがインストールされている。
※vSphere CLIのインストール手順は↓
//www.climb.co.jp/blog_veeam/vmware-1491/

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VMware vSphere PowerCLI FAQ

VMware vSphere PowerCLIはユーザがvSphereの仮想マシン(VM),ネットワーク, ストレージ、ゲストOSの管理をサポートするためのコマンド・ライン・ツールです。

VMware vSphere PowerCLIはvSphereAPIとコミュニケーションするためにPowerShellを使用して、管理タスクを早く、スケジュールを簡単にすることができます。

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VMware の障害復旧機能[HA(High Availability)、FT(Fault Tolerance)]の概要

VMwareには障害対策の機能としてHA(High Availability)、FT(Fault Tolerance)の機能があります。機能の概要を紹介します。

■HA(High Availability)
vSphereに障害が発生した時に、vSphereで稼働していた仮想マシンから他のvSphereに仮想マシンを移動します。自動で予備のvSphereに切り替わるのでvSphereの障害時に自動で仮想マシンで運用しているシステムを復旧可能です。

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VMwareスナップショット・ファイル・タイプの違いについて:

*–delta.vmdk ファイル:これはユーザがVMのスナップショットを取った時に作成される差分ファイルです。またredo-logファイルとしても知られています。デルタ・ファイルは基本のVMDKへの変化のビットマップで、それで基本のVMDKより大きくなることはありません。(スナップショット・オーバーヘッド・スペースを除いては)デルタ・ファイルはユーザがVMを作成した各スナップショット用に作成されます。またエクストラ・デルタ・ヘルパ(extra delta helper)ファイルはスナップショットがsnapshot managerで削除/リバースされる時にディスク変更をホールドするために作成されます。これらのファイルはスナップショットがsnapshot managerで削除/リバースされた時に自動で削除されます。

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FT構成の仮想マシンのバックアップについて

■FT(Fault Tolerance)とは
仮想化されたサーバー上で動作している仮想マシンを二重化して、サーバーにトラブルが起こったときでも、仮想マシンのサービスを起動しつづけるようにする機能です。

VMwareのFT(Fault Tolerance)の構成の仮想マシンはVMwareのスナップショットの機能をサポートしません。その為、VMwareのスナップショットの機能を利用してバックアップをするソフトではFT構成の仮想マシンのバックアップは行えません。

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VMware vSphere 5 のビッグ5 変更点 : 5. ESXとサービス・コンソール

ESXとサービス・コンソール

vSphere 5からESXiのみがハイパーバイザーになりました。

もしESXサービス・コンソールを使用していたなら、ESXiの管理には大きな適応が必要になります。ESXとESXiの大きな違いの2つは:インストールとコマンドライン管理です。マニュアルでESXiをインストールするのは非常に簡単です。そしてウィザードはESXに比較してシンプルです。ESXIを自動でディプロイさせるには、新規自動ディプロイ・オプションがPreboot Execution Environment ブートとESXiインストレーション用のイメージをロードすることができます。

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VMware vSphere 5 のビッグ5 変更点 : 4. Fault Domain Manager

Fault Domain Manager

VMware High Availability (HA)は完全に改修され、拡張されました。しかしさらに複雑になりました。

以前はVMware HA はクラスタ設定とノード状態を保守するためのプライマリ・ノード(5つまで)に依存していました。他のホストはセカンダリ・ノードでプライマリ・ノードに状態を送っていました。プライマリとセカンダリ・ノード間のコミュニケーションは故障を検知するハートビートを取り込んでいました。

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VMware vSphere 5 のビッグ5 変更点 : 3. vCenterサーバとWebクライアントの改善

vCenterサーバとWebクライアントの改善

vCenterサーバがLinux仮想アプライアンスとしてディプロイが可能になりました。このアプライアンスはLinked Mode以外の通常のvCenterサーバ機能を保っています。Linked ModeはvSphereクライアント経由でアクセス可能です。

vCenterサーバは追加のWindowsサーバを必要としなくなり、それはDB2 Expressデータベースをパッケージしています。またOracle、DB2のみを外部データベースとしてサポートします。これによりvCenterサーバにはマイクロソフト製品を必要としなくなりました。

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