Workstation9で簡易インストールモードを使用してWindows8をインストール

Workstation8にWindows8をインストールする場合は、Workstation8がWindows8を正式サポートしていないため手動でのインストールが必要でしたが、Workstation9はWindows8を正式サポートしているので、簡易インストールモードを使用可能です。

なお注意点として簡易インストールモードを使用した場合、ログインユーザはローカルユーザとなります。Windows8のウリの1つであるMicrosoftアカウントをログインユーザとして指定する場合は、簡易インストールモードでのインストールが完了後に改めて設定することが可能です。(簡易インストールを使用しない場合はWindows8インストール時にその場でMicrosoftアカウントを指定可能)

Workstation9のファイルから「新しい仮想マシン」を選択します。

構成のタイプはデフォルトの「標準」を選択します。

仮想マシンの元ファイル、Windows8のISOを指定します。

プロダクトキーとログイン情報を指定します。

仮想マシン名と保存場所を確認します。

ディスク容量の指定を行います。

以上で仮想マシンの作成は完了です。

仮想マシンをパワーオンします。

簡易インストールモードのため、あとは自動でインストールされ、その後VMware Toolsも自動でインストールされます。

Windows8を起動するとこのような画面が出るので、画面のどこかをクリックするかタッチします。

ログインパスワードを入力します。

Windows8のスタート画面です。

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Windowsストレージ・スペース(Storage Spaces):Windows Server用シンプロビジョニング

Hyper-V 3.0でストレージ・スペースがどのように活用できるか?

ストレージ・スペース(MicrosoftではWindowsストレージ・スペース、またはストレージ・スペースとプールと呼びます。)はロー・ストレージを可能とするWindows 8とWindows Server 2012の新機能です。手法は物理ディスクからストレージ・ボリュームを取り除きます。

処理方法は:管理者が物理ディスクで構成されるストレージ・プールを定義します。これによりWindowsはプール内の各ディスクにポール指定のメタデータを書き込みます。この方法で各物理ディスクはプール内でユニークに識別されます。

ストレージ・プールが一旦作成されれば、管理者はプール内に自由に仮想ハードディスクを作成することができます。仮想ハードディスクは、簡単に複数のディスクをまたがることができても、物理ディスクとしてオペレーティングシステムに認識されます。

Windowsストレージ・スペースは仮想ハードディスクの作成よりはるかに制限が多いです。Windowsは、初心者には仮想ハードディスクの耐障害性を向上させるために、RAIDのような多数の機能を提供します。仮想ハードディスクは、プール内の物理ディスクに障害が発生した場合のデータ損失を防止するために、ミラーまたはパリティ付きストライピングすることができます。

Windowsストレージ・スペースのシンプロビジョニングで、管理者は不要なストレージを購入することなく、将来プランをすることができます。仮想ハードディスクの容量は基本の物理ディスク容量をはるかに超えることができます。データが仮想ハードディスクに追加される場合のみ物理ディスクリソースが割り当てられます。ストレージ・プール・デザインに関する長所は仮想ハードディスクにインパクト無く、いつでもプールに追加の物理ストレージを追加できることです。

ソース:SearchVirtualStrage

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ESXiストレージ・トラフィック最適化のためのVMkernel接続の作成

VMware ESXiのストレージ・トラフィックはネットワークに大きな負荷をかけます。それによりネットワーク過密時には仮想マシン(VM)パフォーマンスに影響を与えます。ESXiストレージ・トラフィックに対する VMkernelネットワークを分離設定をすることでインフラ全体のネットワーク・パフォーマンスを改善することができます。

ESXiは次の2つのネットワーク接続を使用します。

1.仮想マシン:VMネットワーク・トラフィックを操作し、VM間でのトラフィックを分離することができます。それによりネットワーク・パフォーマンスを改善することができます。さらにトラフィックを他のネットワークに分離することで、ネットワーク帯域幅をまた改善することができます。

2.VMkernel:このTCP/IPスタックは vMotion、 iSCSI、NFS( Network File System)などのVMware専用サービス、またはホスト管理用のネットワーク接続を管理します。

デフォルトではすべてのトラフィックは1つのネットワーク・インターフェイス用にコンフィグレーションされています。違ったネットワークで新しいVMkernel接続を設定することはよい考え方です。特にトラフィック集中的なプロトコールのiSCSI、NFSベースのストレージを使用した場合には。

例えばiSCSIパッケージをサポートする専用のネットワーク・インフラでは、ESXiストレージ・トラフィックを最適化するためにVMkernelインターフェイスを作成するためにvSphereクライアントを使用することができます。

●ESXiストレージ・トラフィック用にVMkernelコネクションの設定

専用のストレージ・ネットワークを施行させるには、ESXiストレージとVMトラフィックを分離させるようにVMkernelインターフェイスに次のステップを行います。

vSphereクライントで、設定したいホストに接続し、「Configuration」タブをクリックします。次にタブの右上コーナーの「Add Networking」リンクをクリックします。

「Add Network」ウィザードで接続を選択し、VMkernelオプションを選定します。

図 1

次のインターフェイスでは仮想スイッチか、vSwitch0(または既に設定済のスイッチ)使用するかの2つオプションがあります。

このインターフェイスからESXiストレージ・トラフィック用の仮想スイッチを作成することには意味があります。利用可能な帯域幅を2倍にし、冗長性を提供するように新規仮想スイッチに1つ以上のネットワーク・カードを割り当てることは意味のあることです。コンフィグレーション変更を確認するために「Preview」ウィンドウを確認してください。

図 2

次にネットワーク・ラベル、オプションのVLAN ID、インターフェイス用の仕様などポート・グループ・プロパティを指定する必要があります。このインターフェイスがストレージ・トラフィックのみを処理する場合は、他に何も指定する必要はありません。(もしvMotion、FTロギングや管理トラフィックの場合は対応するオプションを選択ください。)

図 3

この時点で新規ネットワーク用のIPアドレスを設定します。ESXiストレージ・ネットワーク・インターフェイスを設定する場合はIPアドレスは管理用インターフェイスに使用されているIPアドレスとは別である必要があります。

「Next」をクリックし、コンフィグレーション・オーバービューに新規ネットワークが追加され、新規ストレージ・ネットワークを使用が可能になります。

ソース:SearchVMware

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vSphereメモリー・管理テクニック

VMware vSphereではリソース利用を効果的にするためのメモリー・アロケーション方法がいくつかあります。

トランスペアレント・ページ・シュアリング、メモリー・バルーニング、スワッピング、メモリー・コンプレス(圧縮)などアドバンスなvSphereメモリー管理で管理者はホスト上で多くの仮想マシン(VM)を稼働させることができます。ホスト上での物理的に使用可能なRAMの量を超えてVMに必要なRAMの利用を可能とします。

これらのメモリー管理技術を活用することでVMを続けて使用でき、利用可能なメモリーをVMにアロケートすることができます。

トランスペアレント・ページ・シェアリングとメモリー・バルーミング

トランスペアレント・ページ・シェアリング(TPS)では、ハイパーバイザーはホスト上のVM間でのVMのアクティビティを分析し、同様なメモリー・ページを特定し、これらのVMでのページを共有し、メモリー・ブロックへポインターを設定します。TPSはOSが同じファイルを複数度ロードする複数VM上での同じOSが起動する場合に特に利用価値があります。

さらにTPSで、VSphereはメモリー使用度を最適化するようにメモリー・バルーミングを使用します。このメモリー管理技術を使用するには、ユーザはVMに特別のバルーン・ドライバをインストールする必要があります。このドライバはVMwareツールの一部で、指定したVMにインストールすることができます。ハイパーバイザーはドライバをVMから使用していないメモリーを返還要求するように使用し、すでにメモリー不足のVMからメモリーの返還要求を回避します。

ゲストOSにはバルーン・ドライバがインストールされているので、OSの特定のメモリー・ニーズが分かります。もしホストOSでメモリーが不足している場合は利用可能なメモリー要求をホスト内での他のVM上のすべてのバルーン・ドライバに呼びかけ、そして同様にVMにメモリーを供与します。ゲストまたは仮想OSでのバルーン・ドライバではメモリーが必要なVMから奪うことはありません。

他のメモリー管理テクニック

メモリーバルーニングとトランスペアレント・ページ共有が特定のvSphere環境でリソース利用を最適化できない場合はハイパーバイザーはスワッピングを利用します。このメモリー管理テクニックでハイパーバイザーは使用されているメモリーを再要求し、スワップ・ファイルにストアーします。ディスク・ベースのストレージは物理RAMストレージより遅く、スワッピングはVMのパフォーマンスを制限し、リソース使用を最適化する望ましい方法ではありません。

他の方法として、ハイパーバイザーはメモリー・ページを圧縮しようとする時はメモリー圧縮が可能です。もしページはオリジナルから最低50%圧縮できるなら、圧縮ページ用のメモリー・キャッシュにストアーされます。ホストはメモリー不足であればメモリー圧縮のみを考慮し、そうでなければメモリー・スワッピングの開始が必要です。メモリー圧縮はスワッピング方法がないESXiホストのパフォーマンスを妨げることはありません。

ハイパーバイザーがvSphereメモリー・管理テクニックを使用していても、ユーザの環境でどのVMが最も重要かはわかりません。vSphere管理者はまたリザベーション、制限、共有などのメモリー・管理テクニックが必要です。続く…

ソース:SearchVMware

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vSphere5 の VM に Hyper-V をインストールする場合の注意点

vSphere5(ESXi5) の仮想マシンとして Windows Server 2008/2008 R2 を作成して Hyper-V を役割の追加からインストールしようとすると以下のエラーが発生してインストールできません。

vSphere5(ESXi5) の仮想マシン上に Hyper-V をインストールする場合には設定の変更が必要になります。

1. vSphere5(ESXi5) のコンソールから “etc/vmware/config” を開いて以下の文をを追加します。
vhv.allow = “TRUE”

2. vClient から仮想マシンを選択後、右クリックして “設定の編集” を開きます。

3. オプションタブから “全般 > 構成パラメータ” を開いて、パラメータを追加します。

monitor.virtual_exec = “hardware”
hypervisor.cpuid.v0 = “FALSE”

4. “CPUID マスク > 詳細” を開いて、パラメータを追加します。

レベル1
ECX: —- —- —- —- —- —- –H- —-

5. “CPU/MMU 仮想化” から “Intel VT-x/AMD-v を命令セット仮想化に使用し、Intel EPT/AMD RVI を MMU 仮想化に使用” を選択します。

6. 仮想マシンを起動して役割の追加から Hyper-V がインストールできるのを確認してください。

VMware Workstation9正式リリース!

VMware Workstation8を起動したらWorkstation9リリースのお知らせが・・・

VMware Workstation 9 登場!

VMware Workstation 9 は最高クラスの Windows 8 環境と、プロフェショナルの仮想マシンでの作業方法を一新させる多様な新機能を提供します。

VMware Workstation 9 のキーとなる特長は、次のとおりです。

• Windows 8 - マルチタッチ サポートを追加し、簡易インストール、ユニティ、Windows キー マッピングが新しい Windows 8 インターフェイス用に改良されました。

• 仮想ハードウェアの アップグレード - 高速なスタートアップ パフォーマンス、USB 3.0 のサポート、3D グラフィックス パフォーマンスの改良、Linux 対応 OpenGL 2.1、さらにパワフルな仮想エクステンション、そして仮想パフォーマンス カウンターが追加され、これまでにおける最高の仮想プラットフォームをお届けします!

• ウェブ インターフェイス – 新しくなったウェブ インターフェイスは Workstation または vSphere 上で起動している仮想マシンに、タブレット、スマートフォン、ノートパソコンやデスクトップ PC からアクセスすることを可能にしました。この HTML5 ベースのインターフェースにより、プラグイン要求なしでネーティブに近いデスクトップ環境が実現されます。

• 仮想マシンの制限 – ユーザによるシステム リソースの使いすぎ、ファイルのドラッグ アンド ドロップ、フォルダの共有や、USB デバイスの接続などをさけるため、設定の変更用に、仮想マシンにパスワードを必須にすることができます。制限付仮想マシンを暗号化し分配して、Mac、Windows、Linux PC 上で実行できます。。

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仮想マシンでWindows8を試す その2:インストール

前回仮想マシンの作成を行ったので早速パワーオンしてWindows8のインストールを進めます。

言語とかの設定です。デフォルトのまま次へ。

今すぐインストールします。

ここでライセンスキーの入力が求められました。Windows8ではここでキー入力の省略ができないので要注意。ソフトキーボードが使えるあたりいかにもWindows8「らしさ」が出ていますね。

ライセンス内容を確認します。

新規インストールなので「カスタム」を選択します。

インストール先ドライブを選択して次へ。

インストールが始まります。インストール時間はWindows7と大体同じくらいといったところでしょうか。20分ほどで完了しました。

PC名を入力します。色の選択もできるようです。

「簡単設定を使う」を選びました。

Windows Liveアカウントのメールアドレスを設定することで、よりWindows8を便利に使うことができるようです。今回は入力せず、「Microsoftアカウントを使わずにサインインする」を選択しました。

サインイン方法が選べるようです。今までのWindows方式が「ローカルアカウント」、Windows Liveアカウントでサインインするのが「Microsoftアカウント」だそうです。今回はローカルアカウントを選択しました。

ユーザ名・パスワードを設定します。

はいこんにちは。

なんかナレーションが始まりました。

ふむふむ。。。

準備中・・・

「ソフトウェア」ではなく「アプリ」なんですね。

すべてのインストールが終わってスタート画面です。今までのWindowsとは全然違います。慣れるまで大変そう・・・

今回は仮想マシンとしてインストールしたので、毎度おなじみのVMware Toolsをインストールします。WokstationまたはvSphere Clientから「VMware Toolsのインストール」を選択すると、VMware ToolsがDVDドライブにマウントされたことがスタート画面右上に表示されます。

クリックしてインストールを開始します。

するといきなり見慣れたデスクトップ画面に勝手に移動しました。

VMware Toolsをインストールします。

インストール完了したら再起動します。この段階で解像度が全画面になってます。

再起動が終わるとこんな画面に。

ログインします。

再びWindows8のスタート画面です。

次回はWindows8の中身をいろいろ見てみたいと思います。

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仮想マシンでWindows8を試す その1:仮想マシンの作成

マイクロソフトのMSDN/TechNet向けにWindows8が正式公開されたため、いろいろ仮想マシン上で検証しています。

MSDN/TechNet会員でない場合でも90日間評価版も用意されています。
http://msdn.microsoft.com/en-us/evalcenter/jj554510.aspx

今回はホストマシンWindows7のVMware Workstation8上にWindows8を仮想マシンとして作成する手順をご紹介します。ESXi5でも基本的には同様の手順です。

Workstationの「仮想マシンの新規作成」から。ここでは「標準」を選択しました。

ダウンロードしたWindows8のISOイメージファイルを設定します。
今回はMSDN向けのISOを使用しましたが評価版ISOも使用可能です。
なお現在のWorkstation(Ver8.0.4)ではまだOSを自動認識しないようです。
今後のバージョンアップで自動認識されるはずなのでその際は簡易インストールが使用できます。

ゲストOSの選択画面ですが、現在のWorkstation(Ver8.0.4)ではまだWindows8がないため、Windows7を選択しました。ESXi5ではすでにWindows8が用意されています。

プロダクトキーはここでは省略して画面を進めます。

仮想マシン名は普通にWindows8にしました。

ディスクサイズはデフォルトの6oGBのままにしました。
可変のシンディスクなので大きくても気になりません。

以上で仮想マシンの作成は完了です。

Windows8 ProfessionalではHyper-Vが搭載されています。
いずれHyper-Vを使用する予定なので、ここではWorkstationのVMでHyper-Vを使用するための設定を行います。
Hyper-Vを使用しない場合や、Hyper-Vが搭載されていないWindows8(Professionalではないほう)の場合は設定は不要です。

これらの設定はvSphere5やWorkstation8のVMでHyper-Vを使用する場合の注意点の手順と全く同じです。

すべての設定が完了したところです。
今回作成したWindows8の他にも仮想マシンとしてWindows Server 20008 R2やWindows7用のWindows XPモード、VMware vSphere5があります。。

次回は実際にWindows8をインストールしてみます。

VMware vCenter Server 5.0でデータベースを共有ためのガイドライン

Q: VMware vCenter Server 5.0でデータベースを共有するガイドラインはありますか?

A:VMwareの Knowledge Base「Installing vCenter Server 5.0 best practices」がVMware vCenter Server 5.0のデータベース共有についてのガイドラインについて記述されています。ガイドラインには次のように記述されています。

各vCenter Server インスタンスはその独自のデータベースが必要です。vCenter Server インスタンスは同じデータベース・スキーマを共有することはできません。複数のvCenter Server 同じデータベース・サーバに存在することはでき、複数のデータベース・サーバに渡って分けることができます。スキーマ・コンセプトを持つOracleデータベースでは各vCenter Serverインスタンス用に違ったスキーマ・オーナーがある場合は単一のデータベース・サーバに複数のvCenter Serverインスタンスを稼働させることができます。また各vCenter Serverインスタンス用に専用のOracleデータ・サーバを使用することもできます。

ソース:WindowsITPro

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Windows Server 2012 VHDXフォーマット

Q:Windows Server 2012で初めてリリースされたVHDXの仕様は?

A:VHDXは MicrosoftのVirtual Hard Disk (VHD)の新規フォーマットで下記のサイトからVHDX specificationをダウンロードできます。

http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=29681

Q: Windows Server 2012へVHDXをVHDへ変換できますか?

A:Hyper-V ManagerのEdit Diskを使用します。
VHDXファイルを選択し、Convertオプションを選択します。 Convertオプション・スクリーンでVHDタイプを選択し、処理を続けるとVHDが作成されます。(下他のスクリーンショット)

ソース:WindowsITPro

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vMotionとStorage vMotionの違い

●VMotion

「あるサーバーで実行中の仮想マシンを,稼働させたまま別のサーバーに移動する」という機能。
さらに言うと「1つの共有ストレージ上にある仮想マシンを2つのサーバー間で稼働させたまま移動する」という機能。
VMotionの場合は実際にはシステムのサービスが停止するが、時間は非常に短いので、システム利用者はVMotionによる停止時間をほとんど意識することはない。

●SVMotion(Storage VMotion)

「1つのサーバー上にある仮想マシンを稼働させたまま、2つのストレージ間で移動させる」という機能。
VMotionの場合は共有ストレージを停止させると、仮想マシンの移動元と移動先のシステムがすべて停止してしまう問題があった。
しかしSVMotionの場合は仮想マシンを稼働させたまま新しいストレージ環境へ移動でき、サービスの停止は発生しない。

VMware vSwitchの安全なセキュリティ設定について

VMware vSwitchは悪意ある行動やトラフィック量を制限するセキュリティ・オプションを持っています。それらのセキュリティ設定は:

1.vSphereクライアントをスタートさせ、ホストの設定タブから、VMware vSwithの現在の構成を表示しているハードウェアリストのネットワークリンクを選択します。
2.設定したいvSwithのプロパティを選択します。次のウィンドウが現在使用しているプロパティで、vSwithの現状のポートを表示します。
3.セキュリティを設定したいポートを選択し、編集をクリックします。そしてアクティベイトするために「Security」タブをクリックします。ここでは3つを表示し、選択されたポートが使用されているデフォルト・セキュリティ設定です。


図1:VMware vSwitchプロパティ

VMware vSwitchセキュリティ設定のコンフィグレーション:

最初にvSwitchセキュリティで決めることはプロミスキャスモード(promiscuous mode)を使用するかどうかです。プロミスキャスモードは他のノードに送るパケットのインターセプト、モニターにネットワーク・カードを使用します。このモードはデフォルトではオフですが、管理者はネットワークのセキュリティ分析を実行したい時に利用することができます。プロミスキャスモードでホストは仮想スイッチ経由でのすべてのネットワーク・トラフィック通過を確認することができ、ユーザがネットワーク上で何が起こっているかを確認することができます。ただし、これはネットワーク・パフォーマンスを低減させるので、セキュリティ分析時のみにこのモードを使用することを推奨します。

第二のセキュリティ・オプションは仮想ネットワーク・カードのMACアドレスを変更するかどうか指定します。これはデフォルトではアクティベイトされていて、特定状態でオペレーティング・システムがMACアドレスを変更することができます。このデフォルト設定はiSCSIストレージ・エリア・ネットワークや、Microsoft Network Load Balancerを起動させたいような時には非常に便利です。もしこれらの状況がユーザ環境に適合されない場合はこの機能はディスエーブルにして、ハッカーが仮想環境からMACアドレスを変更したり、IPアドレスの偽造を防ぎます。

第三のオプションは偽造(forge)転送を拒絶することで、VMware vSwitchセキュリティを強化します。偽造転送の拒絶は仮想マシン(VM)が実ネットワーク・カードのMACアドレスでパケットのソースMACアドレスが一致するかどうか比較します。一致しない場合はESXiホストはパケットをドロップし、VMをネットワーク・トラフィック転送から保護します。

このオプションはデフォルトではイネーブルになっていて、場合によってはソフトウェア・ライセンス問題を回避する必要があります。例えば、もし物理マシン上でソフトウェアが特定のMACアドレスでライセンスされていて、VM上のMACアドレスが違っているために仮想マシンでは稼動しない可能性があります。この場合、VMのMACアドレスを偽造することで、偽造転送がそのソフトウェアの利用を可能とします。

しかし、偽造転送にはセキュリティ・リスクが伴います。もし、管理者が特定にMACアドレスに対してのみに許されているなら、侵入者は管理者が許されていないMACアドレスを変更することができる可能性があります。


図2:仮想スイッチのセキュリティ・ポリシー設定

トラフィック・シェイピング(パケット・シェイピング)はセキュリティを向上できるVMware vSwitchプロパティです。この機能に切り替えることで、vSwitchぬい接続されている仮想ネットワーク・アダプタへの帯域幅の可能量を制限することができます。この設定はスイッチ全体の容量には影響はありませんが、各ネットワーク・インターフェイスに制限があります。この制限は平均帯域幅、ピーク帯域幅、バースト・サイズを最大化し、ノードがスイッチが飽和し、提供可能な帯域幅のすべてを要求するような状況を回避できます。これはDoS攻撃に対するよい防御になります。


図3:インターフェイスでの帯域幅設定

ソース:SearchVMware

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VMware Workstationのネットワーク種類

VMware WorkstationではデスクトップPCやノートPC上でテスト環境を構築するために大きく分けて次のような3種類の仮想ネットワークを使用することができます。

・外部ネットワークへは接続を行わない「ホストオンリー」、「カスタム」

・ブリッジ接続により外部ネットワークに接続可能な「ブリッジ」

・ネットワーク変換プロトコルにより、ホストのIPアドレスを利用して外部ネットワークに接続可能な「NAT」

VMware Workstationの仮想ネットワーク設定

・「ブリッジ」で仮想マシン自体をインターネットに接続する「ブリッジ」を選択したネットワークに接続する仮想マシンは個別にIPアドレスを割り当てられ、仮想スイッチを通して直接インターネットに接続します。そのため外部から仮想マシンへのアクセスも可能です。

・「NAT」で仮想マシンをインターネットと接続するVMware NAT Serviceが仮想的なNATデバイスを作成しNAT機能を提供します。これにより仮想マシンはインターネットへアクセスできるようになりますが、外部から仮想マシンへアクセスするためにはポートフォワーディングの設定を行う必要があります。


・隔離されたネットワークを構築する隔離されたネットワークにより、IPアドレスの競合等を起こさないテスト環境を構築できます。またホストとのみ接続を共有することで、ホストからのデータの受け渡し等も行うことが可能です。また仮想マシンがDHCPサーバにアクセスできない場合のためにVMware Workstationの機能としてDHCPサービスを利用することも可能です。

VMware WorkstaitionからESX(i)へ仮想マシンをアップロード

VMware Workstationの以前のバージョンでは、ワークステーションおよびvSphereへの接続はありませんでした。 しかしVMware Workstationの8では、ESXiホストに接続し、本番環境へのWorkstationで作成した仮想マシンをコピーすることができます。これによりVMware Workstationの8は、検証、テストを行うためのより良いツールになり、管理者が簡単にテスト環境と本番環境を分離できます。
ESXiホストへの接続は次のように行います。

ファイル>サーバに接続をクリック


サーバ名もしくはIPアドレス、ユーザ名、パスワードを入力します。

 

 

 

 

 

 

これでESXiの追加は完了です。

次にVMware  Workstaionで作成した仮想マシンのアップロード方法です。

仮想マシンを右クリックし、管理>アップロードをクリックします。

次に、どのホストにアップロードするか選択します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、仮想マシンの名前とデータストアを選択します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上でアップロードが完了です。

こうようにVMware Workstation 8では簡単に仮想マシンをESXiに移行することが可能です。

Workstation8上のESX(i)上で64bitOSがインストールできない場合の対処法

Workstation上に仮想マシンとしてESX(i)をインストールし、さらにそのESX(i)上に仮想マシンをインストールする際、64bit版OSの場合は「64bitOS未サポート」「Intel VTが有効になっていない」等のエラが発生してインストールできません。

対処法は簡単で、Worstation上の仮想マシンESX(i)の設定を変更することでエラーを回避することができます。Workstationの仮想マシン上でハイパーバイザー型のESX(i)を扱うための設定のようです。

1. 仮想マシン(ESX(i))の設定画面を開き、プロセッサを選択後「Intel VT-x/EPT または AMD-V/RVI を仮想化」にチェックを入れます。

2. 仮想マシン(ESX(i))の構成ファイル(vmxファイル)を開き、「hypervisor.cpuid.v0 = “FALSE”」を追加します。

ちなみにこの設定はWorlstation上でHyper-Vを扱う際に必要な設定と同じです。