VMware vSphere 5 のビッグ5 変更点 : 2. ストレージ・リソース管理の改善

2. ストレージ・リソース管理の改善

vSphere 5ではストレージ・リソース管理がStorage Distributed Resource Scheduler (DRS)とProfile-Driven Storageの発表により大きく改善しました。

Storage DRS は自動でストレージ・ディスクのロードバランスを行い、利用可能なディスク・スペースと現状のI/O負荷をベースにVMのベストな配置を選択します。この機能はvSphere 4でのDRSとストレージI/O管理(Control)の問題を改善しています。ロード・バランシング時にはDRSはCPUとメモリ使用のみを考慮し、Storage I/O管理はデータストア上のI/Oプライオリティかと制限することができます。しかしユーザはI/Oを再分散させることはできません。

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VMware vSphere 5 のビッグ5 変更点 : 1. メモリー・ベースのライセンス

1. メモリー・ベースのライセンス

VSphere 5のライセンスはCPUソケット数と仮想マシン(VM)にアロケーションするメモリで制限されますが、以前のCPUコア数の制限はなくなりました。

Standardライセンスではホストの物理メモリに関係なくパワーオンしたVMに16MBのメモリと1xCPUソケットのアサインが可能です。Enterpriseライセンスは32MBメモリと1xCPUソケットで、nterprise Plusライセンスは48MBメモリと1xCPUソケットです。2x物理プロセッサ用のEnterprise PlusライセンスではVMに割当てられるメモリは96MBメモリになります。

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VM上のアプリケーションのパフォーマンスを確認【仮想化プラットホーム VMware vSphere】

VM上のアプリケーションを効率よく使用するためには、そのアプリケーションのことを正しく理解しておく必要があります。

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NFSストレージのマウント方法【仮想化プラットホーム VMware vSphere】

VMwareではWindowsマシンのハードディスクの領域をNFS (Network File System) としてマウントできます。

※サンプル画像

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vCenter Serverのタスクスケジュール機能【仮想化プラットホーム VMware vSphere】

VMware vCenterのタスクスケジュール機能を利用することで指定した時間に仮想マシンに対して電源のON/OFF、スナップショットの作成、クローンの作成といった処理が可能です。

■タスクスケジュール機能の設定手順
1)vCenter Serverの「ホーム」画面から「スケジュール設定タスク」をクリックします。

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フォルダ機能について【仮想化プラットホーム VMware vSphere】

VMwareのvCenter Serverでは複数のvSphereサーバーを一元管理が可能です。この際、vSphereサーバーの台数が増えるほど管理に手間がかかります。vCenter Serverでは「フォルダ」を作成してvSphereサーバ単位のグループを作成して管理が可能です。

1)データセンターを右クリックして「新規フォルダ」を選択します。

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リソースプール機能について【仮想化プラットホーム VMware vSphere】

VMwareの機能により1台の物理マシン上で複数の仮想マシンを運用できるようになりました。しかし仮想マシンの台数が増えるごとに物理マシンのリソースへの負担は増えます。また同時に複数の仮想マシンを運用していて仮想マシン(A)には多くのリソースを与えたい、仮想マシン(B)にはリソースの割り当てを低くしたいといった場面もあると思われます。VMwareには「リソースプール」と呼ばれる機能があり、ユーザーは仮想マシン毎にどの位のリソースを割り当てるか設定が可能です。

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VMware VMFSデータストアの適切なサイズを決定するには

VMware VMFSデータストアの適切なサイズを決定するためのステップ

1.データストア内に配置予定のすべてのVM(仮想マシン)の仮想化ディスク・サイズを合計します。

2.VMに割当てられるすべてのメモリ容量を計算し(ステップA)、それからVMにユーザがアサインするすべてのメモリ・リザーブを計算します(ステックB)。(注:デフォルトのメモリ・リザーブは0です。)それから.vsmpファイル用にユーザが必要なスペース容量を割り出すためにステップA-ステップBを計算します。代わりにユーザはローカル・データストア上に.vswpファイルを保存するためにユーザのホストを設定することができます。そうした場合は最終合計を計算するときにはこの数値を含める必要はありません。

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VMwareのスナップショット機能について【仮想化プラットホーム VMware vSphere】

VMWareにはスナップショットと呼ばれる仮想マシンの状態を保存する機能があります。スナップショットは簡単に仮想マシンの変更点のみを保存できます。スナップショットは複数取得できますが、その分ディスク領域は多く必要となります。このスナップショット取得時のオプション機能を紹介します。

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ネットワークの設定、監視について【仮想化プラットホーム VMware vSphere】

VMwareのvSphereサーバー上の仮想マシンは物理マシンと同じようにネットワークを通じて外部のコンピューターと接続が可能です。物理マシンにはnic(ネットワークアダプタ)が割り振られますが。仮想マシンにはvNicが割り当てられます。

■仮想マシンに割り当てられているvNicの確認方法
1)vSphere Clientから仮想マシンを右クリックして「設定の編集」をクリック

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サーバ統合効率アップへの5つの手法【仮想化プラットホーム VMware vSphere】

サーバ統合はサーバ仮想化の一番のメリットになります。仮想化でユーザは物理サーバを仮想マシン(VM)に変換し、複数のワークロードを1台の物理サーバに集約することができます。サーバ統合比率が高ければハード、電力、フロア・スぺースの削減で投資効率(ROI)を高めることができます。

では、サーバの統合比率を向上させるための5つの戦略を見ていきましょう。

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ストレージの機能について【仮想化プラットホーム VMware vSphere】

VMware vSphere上の仮想マシンは、ストレージ内に仮想ディスク(VMDKファイル等)を作成します。一般的に、すべてのVMは、VMFSファイルシステムでSAN上またはNAS上に保存されます。様々なストレージプロトコル(FC、iSCSIの、NFS)で仮想マシンに対してアクセス可能です。

■ストレージのパフォーマンスに対する重要な項目

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仮想マシン内のスナップショットの削除方法【仮想化プラットホーム VMware vSphere】

VMWareにはスナップショットと呼ばれる仮想マシンの状態を保存する機能があります。スナップショットは簡単に仮想マシンの変更点のみを保存できます。しかしスナップショットが存在することにより他のソフトの動作に影響を与えることもあります。今回この仮想マシンのスナップショットを削除するスクリプトを作成してbatファイルから起動させる方法を紹介します。

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仮想環境でのメモリ管理について【仮想化プラットホーム VMware vSphere】

仮想環境では次の機能を使用してメモリを有効活用しています。

・TPS
・メモリのオーバーコミット
・メモリのバルーニング
・メモリの圧縮

TPS
vSphereの「同一の内容のメモリページを削除してメモリを再利用」排他的なVMwareのメモリの再利用技術です。

メモリのオーバーコミット
物理マシンに搭載されている容量以上のメモリを仮想マシンに割り当てる機能です。

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VMwareホスト・リソースについての考察【仮想化プラットホーム VMware vSphere】

デフォルトではVMwareホストは各仮想マシンにCPU,RAM、I/Oリソースを平等に分散します。しかし、 すべてのESXiワークロードが平等に作成されるわけではありません。

通常のVMwareホストは違ったワークロードを持つ複数のVMをホストするため、各VMに配分するリソースをマニュアルで調整することは重要なことです。ここでは各ワークロードがリソースを効率よく分散されて、充分なリソースを得られる手法について説明します。またESXiホストに配置できるVM数を最大化できます。

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