ESX(i)への接続時のトラブルシューティング【仮想化プラットホーム VMware vSphere】


VMwareのvSphere client、vCenter Serverを使用してESX(i)へ接続時に問題が発生した際の確認項目を紹介します。

■ESX上の仮想マシンに接続できなくなった場合

確認項目1
ESXの仮想スイッチ(vSwitch、vmk0)が有効であるか確認

ESXはvSwitch、ESXiはvmk0を使用してvSphere Clientと接続します。
※上記を総称してManagement NetWork と呼びます。(デフォルトで有効になっています。)

確認項目2
ESX上の仮想マシンに物理上のマシンから「リモートデスクトップ接続」で接続可能か

確認項目3
ESX上の仮想マシンにPingが通るか確認

確認項目4
vSphere client、vCenter Serverは接続したESX(i)にエージェントと入れます。このエージェントのみ再起動を行います。

確認項目5
ESX上のhostd.logを確認する。
※vSphere Clientで接続した際のログの情報が書かれます。

■vCenter Serverを使用してESX(i)に接続した際に動作に問題があった際の確認項目

確認項目1
vCenter ServerインストールマシンからESXにPingが通るか確認

※pingが通らない場合はipconfig /flushdnsコマンドで
VCenter ServerインストールマシンのDNSサーバのキャッシュを削除して再度Pingが通るか確認

確認項目2
vCenter Serverのサービスが起動しているか確認

※vCenterのサービスの起動ができない場合は現在ログインしているユーザーで
サービスの起動が可能か確認して下さい。

サービス「vCenter Server Service」を右クリックして「プロパティ」をクリックして
「ログオン」タブで特定のユーザーのみサービスの起動が許可されていないか確認して下さい。

確認項目3
vCenter Serverの情報を管理しているSQL Serverを変更します。
※vCenter Serverの情報はデータベース(SQL Server)で管理されています。
管理するデータベースを変更することで改善される場合があります。

確認項目4
エージェントの再起動
vCenter Serverをインストールしたマシンにはエージェントが入ります。このエージェントのみ再起動を行います。

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